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なにかあり/とくになし

2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

追憶の「大勝軒」東池袋店 ボーナストラック

「大勝軒」からの時の流れはもう少しだけ続く。 「大勝軒」への満腹感と満足感と ほんのちょっとの寂寞感をたずさえて ぼくとツマと弟は池袋駅に向けて歩き出した。 と、そのとき、 大きな交差点に差しかかったぼくたちの目の前を、 突然、見慣れないタイプ…

追憶の「大勝軒」東池袋店 その3

いよいよ「大勝軒」の中へ。 「最初におふたりさま、 そしてもうおひとりさまはカウンターにお座りください」 グループであっても、 否応なく割り振る(ただし子供のいる家族連れは例外)。 その伝統は昔のまま。 店内のテレビも変わってない。 1989年2月9日…

追憶の「大勝軒」東池袋店 その2

「大勝軒」の話をもう少し続けたい。 列が動き始めた頃合いで、 店員さんが注文を取り始めた。 昔は店内に入ってから初めて注文をしていたものだが、 今は効率を優先してか、 列の段階でサクサクと注文を取る。 もっとも、あとでこの店員さん、 年嵩の店員に…

追憶の「大勝軒」東池袋店 その1

東池袋。日曜日、朝10時。 行列はすでに20人。 先頭では、朝7時から並んでいるという常連さんたちが テーブルを出して酒盛りに興じている。 20年近く昔にさんざん見慣れた光景とは言え、 その人気の根強さに舌を巻く。 東池袋のラーメン屋「大勝軒」がこの2…

喫茶「モア」に行ったことあるかい

喫茶「モア」に行ったことある? 国立国会図書館本館2階にある喫茶室。 地層のように重層的なあの建物によく似合う まるで化石のような一画。 昭和の香りが店員さんにも濃厚で 何故かミートソースを注文したくなる。 実は喫茶「モア」には名前がない。 国の…

筆おろし

こないだのミュージックヘアーのライヴ会場で売っていた 「筆おろし」という女性3人組のCD 「LIVE IN JAPAN」を買った。 筆おろし。 ははーっ、とひれ伏したくなるお名前。 メンバーは長見順(ギター、ヴォーカル)、 グレイス(ドラムス、ヴォーカル)、 柴…

トマト妻せつ子

ツマが買ってきたトマトを持ってきた。 「ちょっとこれ見て」。 ビニール袋には 「トマト幸せっ子」と 書いてあるように見えた。 それがどうした? 最近ありがちな地方産野菜のネーミングじゃん。 ……ん? もっとよく見ろと。 なんと、それは「トマト幸せっ子…

赤ちゃんヨーデル

ソニーより本日発売の ドゥードゥルタウン・パイパーズ「シング・アロング ’67」 ライナーを書いております。 ポリスターよりカジヒデキ「MINI SKIRT」 10周年記念デラックス・エディションも本日発売。 こちらは宣伝用のパンフに原稿を2000字超、書きました…

総武線 VS ボブ・ディラン

帰りはいつも総武線。 新宿から乗り込むと、 どこからするのか、聴き覚えのあるハーモニカの音。 誰かのヘッドホンから漏れ聴こえしている。 それはボブ・ディランの「雨の日の女」だった。 アルバム「ブロンド・オン・ブロンド」の一曲目。 音のする方に、 …

余白のあるカンヴァス

1989年、ニューヨークに2週間いた。 あれは秋でした。 その頃のことを今日話していたら、 最近買って、まだ読んでない本のことを思い出した。 「余白のあるカンヴァス」(朝日新聞社)。 作者は中国人とアメリカ人のハーフである女流画家リラン。 池田満寿夫…

予言してました

去年の暮れから始めた音楽しりとりブログ“Silly Tree”に 時ならぬアクセス急増(微増です、念のため)。 何とその原因は 去年の12月23日に書いたフランク・ザッパの「No Not Now」。 この曲に日本盤発売当時に付いた邦題が 「今は納豆はいらない」。 あらま…

からだに悪いものはこころに優しい

雨より細い雪が降った。 チラ見せの冬。 発売延期になっていた アンディ・ウィリアムスの歌う「味の素」CMソング集 「マイ・ファミリー」(ビー!スマイル)を買う。 70年代初めに7インチのピクチャーディスクで出回っていた 日本語ソングの完全版。 しかし…

次世代のうっかり八兵衛を探せ

「CDジャーナル」2月号届く。 隔月連載のDVDレビュー「暁の輸入盤ハンター」掲載。 さらに今月は 2006年CD&DVDベスト5も選んでます。 上原ひろみがジェフ・ベックの「ワイアード」を 選んでいたのが新鮮。 ぼくもよく聴いた「ワイアード」。 って1977年のア…

いもやで裏技を見た

お昼前、音楽出版社@神保町で 単行本の打ち合わせ。 誰のって、おれのです。 ようやく本に出来そうな目鼻が揃い、 そろそろお化粧を始めますか、 その前にもう少し手を入れましょうか、 そういう段階。 とにもかくにも発売日という名のゴールがようやく見え…

本屋でレス・ポールに会った

本屋に入ると、いきなりデカデカとレス・ポールの顔。 それも1950年代の。 ぎょぎょ。 「サンレコ」こと「Sound & Recording Magazine」 2月号の表紙はギタリスト、レス・ポール。 御歳91歳を迎え、今なお元気な現役ギタリスト。 電気工学の知識を応用して彼…

キャラメルがあった

キャラメル発見! それは何とまあ、あっさりとキオスクで。 森永ミルクキャラメルと グリコ・アーモンドキャラメル。 仲良く並んでいらっしゃいます。 働くひとのプチ・サプリメント(+甘さ)になっていたんだね。 ひと粒で二度おいしいアーモンドキャラメ…

キャラメルが消えた

キャラメルが消えた。 久々に食べたいと思って コンビニをいくつも回る。 ハイチュウはある。 チェルシイもときどきある。 でもキャラメルはないんだ。 コンビニには何でも売っているという幻想は コンビニで売っていないものは この世に存在しないも同然と…

衝動サーフィン

「en-taXi」掲載の実相寺昭雄追悼文(小野瀬雅生執筆)。 電車の中で読むうちに胸が熱くなり、 渋谷で降りたらタワーレコードへ一直線。 「ウルトラセブン」DVDを衝動で買う。 月並みながら、選んだのは第8話「狙われた街」。 衝動の余波に乗って、 一緒にGU…

さわやかさの質が違うわ

志村貴子「放浪息子」(エンターブレイン)の中で 心動いたセリフ。 「さわやかさの質が違うわ」 小学6年生が言ったセリフなんですが、 何度も心の中でリフレインするここ数日。 名古屋から来たGUIROのライヴ@南青山曼荼羅。 生を見るのは一年ぶり。 ケムに…

風呂で顔を覆う

風呂に浸かりながら 両手で顔を覆う。 そのまま数十秒静止。 ぼくの場合、それは 「ああああ〜つかれた」ではなくて 「やべええ〜面白すぎ」のポーズ。 志村貴子「放浪息子」(エンターブレイン)は 今のところコミックス5巻まで発行中。 今日、ぼくに風呂で…

リリー・アレン60分、バス45分

リリー・アレン@渋谷クラブクアトロを見に行く。 さっき起きて来ましたという感じの 飾らないにもほどがあるリリー嬢のたたずまい。 好感1000%。 三管(トランペット、サックス、トロンボーン)の 生ブラスで聴けた「LDN」タイヘンよろしうございました。 …

景品急行

友あり。遠方より年賀状来たる。 あけましておめでとうございます。 の、やや後方の文面に 新幹線クイズ景品、楽しみに待ってますので!! と、ある。 はて? はて? じゃないよ。 06年5月15日にクイズを出しとるじゃないか! そうでした。 そして、その景品…

飛ぶかと思った

早足で歩くとき、 ひとはどういうイメージを描いているのか。 ただ先を急いでいるだけだというご意見、 それはそれでおあずかりしますが、 それじゃ話終わっちゃうからね。 ぼくの場合、狙いどころはこれ。 前に出した右足が地面に着く前に左足を出す。 左足…

「新さん」異聞

渋谷の文教堂書店に「新さん」(泉昌之)のコミック文庫が 常時“面出し”されていることは以前に書いた(06年12月25日)。 正確に言うと、その横にはご丁寧に 谷口ジローと久住昌之コンビによる「孤独のグルメ」(扶桑社文庫)も配置してある。 気の利いた、…

現代人と鼻唄

「NHKアーカイヴス」で放映された 昭和38年(1963年)のドラマ「下町」を見ていたら、 劇中で何度も村田英雄の「王将」が鼻唄されていた。 しみじみと思うのは、 鼻唄の王道は、やっぱり歌メロ。 “流行歌”の“流行”という部分は、 今ではインフルエンザや何と…

体内革命2007

●「2007年になったねえ。ちゃんと時計合わせた?」 ▲「いまどきのPCは、自動的に時計合わせてくれるんですよ」 ●「違う違う。おれが言ってんのは体内時計!」 ▲「なんだ、腹時計すか」 ●「腹だけじゃないよ。朝起きる時間とかさ、カップ麺にお湯入れて何分と…

さざなみ読み

知らなかった。 大関監督のみならず先輩(大学時代の)も「よつばと!」好きだったとは。 「“!”を忘れとるよ」というご指摘をいただきました。 なので、昨日、一昨日の分にも“!”が付いてるでしょ。 昨日で4巻まで進んだところで、 朝風呂の中で、いったん1…

「よつばと!」ともだち

おかげさまで「よつばと!」とともだちになれました。 あ! 「よつばと!」ともだちになったと書くべきか。 “と”が余計だ。 読めばわかる。 じゃーん。 1月3日で終了と見せかけて、 まだまだ作るCD-R。 1月4日篇のタイトルは 「スリーアウト チェンジ!」 こ…

旧中杉通りのちぎれ音を聴いたか?

近所の郵便局が今日まで休みなので、 ちょっと離れた本局まで 散歩がてらに郵便物と年賀状を持って散歩。 道中、レコード屋あり。 新春から、表に出してあるバーゲン箱を漁る男の後ろ姿。 いきなり威勢よく放屁。 正月三が日の浮かれ通行人が行き交う商店街…

52・イズ・マジック・ナンバー

「3は魔法の数字」と言ったのはデ・ラ・ソウル、 いや、その曲のオリジナルを作ったボブ・ドロウこと、 アメリカのキッズ学習アニメ「マルティプリケーション・ロック」。 ぼくにとっての魔法の数字は何故か52。 雑司ヶ谷の鬼子母神にツマと弟を連れ立って …