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なにかあり/とくになし

2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ブラックアウト・デイ

実はアメリカに買付に行っていた。 若いころならいざ知らず、 さすがに歳も歳ということで、 時差ぼけは必ず肉体に現れる。 というわけで、帰国後最初の休日である本日。 予期せぬ睡魔が全身を襲った。 休養というよりも、意識があった時間が極端に短いから …

特典のおしらせ その2……を書こうと思ったら

昨日に引き続き、 今日はハイファイ・レコード・ストア販売分につける 特典のお知らせを…… と思ったら、 ついに「20世紀グレーテスト・ヒッツ」見本誌があがってきた! 人前ではわりとそっけなく、 帰りの電車に乗るときも 早売りスタンドで「週刊モーニング…

特典のおしらせ その1

いよいよ今週の土曜(6/2)に発売される 「20世紀グレーテスト・ヒッツ」(音楽出版社)ですが、 ディスクユニオンでの発売分に関しては、 ぼくの書き下ろしおまけ文章3本を お買い上げの方にもれなくお付けすることになりました。 どうぞよろしくお願いしま…

さらば「新さん」! そして600回記念

エスカレーターをのぼりきったとき、 「あれ?」と 思わず声に出してしまった。 渋谷文教堂書店の「新さん」山(2006年12月25日以降、数回言及)が、 ついに陥落……。 買付で渡米していたため、 しばらく注視をおこたっていたら、このザマだ。 「新さん」の後…

プレッツェル論法

スティーリー・ダンの74年のアルバム 「プレッツェル・ロジック」の邦題は かつて「さわやか革命」といったが、 現在は、その看板をおろしている。 この邦題、昔から嫌いになれなかった。 強引過ぎて今はすごく好きかもしれない。 しかし、今日は原題の方の…

Music & Lyrics

ヒュー・グラントとドリュー・バリモアが主演している 「ラブソングができるまで」を見た。 原題は「Music & Lyrics」。 予想外におもしろいといううわさは本当だった。 素晴らしいのはサウンドトラックで、 クレジットを確かめたら、 ファウンテンズ・オブ…

夢の中の本屋

実家の稼業が本屋さんになっていた。 ……という夢を見た。 夢の中では地下がコミック売り場になっている。 今日もそこにいそいそと降りようとしたら 「お前、その歳でまだマンガ読むのか?」と 学ランを着た友人に止められた。 ……という夢を見た。 という話を…

「20世紀グレーテスト・ヒッツ」に登場する方々

「20世紀グレーテスト・ヒッツ」は ハイファイ・レコード・ストアの ウェブ・マガジンで始まった連載 「20世紀に連れてって」をもとにしている。 登場する方々をご紹介。 水木まり(ライター) 菅野ヘッケル(ディレクター) 山本隆士(編集者) 近田春夫(…

はやくさわりたい

「20世紀グレーテスト・ヒッツ」の表紙絵だが、 実はこれは裏表紙まで及ぶ 横長サイズになっている。 そして現在、その原画は ぼくのPCのデスクトップになっている。 いいでしょう? 来週明けには 見本誌が刷り上がってくる予定。 はやくさわりたい。

これが「20世紀グレーテスト・ヒッツ」の表紙

音楽出版社より6月2日に発売のぼくの単行本。 正式なタイトルが 「20世紀グレーテスト・ヒッツ 〜ポピュラー音楽の記憶から」 となりました。 予告していた通り、 表紙を発表します。 表紙を描き下ろしていただいたのは さそうあきらさん。 ぼくの希望で野望…

告知告知告知

「CDジャーナル」6月号発売。 連載「暁の輸入盤ハンター」、 ホセ・ゴンザレスのインタビュー記事、 高田漣CD、タッカーDVDなどレビューしました。 ライナーを書いた テリー・アダムスのソロCD「リズム・スペル」、 NRBQ Japanを通じて5月25日より先行発売だ…

そうかもしんめい

鴨長明(1155〜1216)が 鎌倉時代初期にものした「方丈記」は 日本三大随筆として名高い。 その弟子筋にあたるひとに 鴨信明(生没年不明)という文人がいる。 このひとは 日本文学における仮説の祖と言われている。 いわく、 「もし○○○が×××だったら」とい…

イーチとライオーヒ

アメリカの友人(日本好き)から 大滝詠一がプロデュースした ガール・シンガーのCDを探してると言われ、 「ああ、シリア・ポールでしょ」と答えたら不正解だった。 彼が探しているのは 渡辺満里奈のCD「リング・ア・ベル」だったのだ。 シリア・ポールはと…

イン・タイム

山手線に乗っていると 車内のモニターで 英会話学校が提供している ワンポイント英会話みたいなCMをやっている。 こないだ見たやつは “In Time”と“On Time”の違い。 単純に言うと、 “In”では“時間内に間に合って”で、 “On”では“時間通りジャストに”という違…

リアル「チョコレート戦争」

ニューヨークのタイムズスクエアにある チョコレート会社ハーシーズの直営店は、 お土産をまとめ買いするのに便利だし、 かわいらしい店内は ちょっとした観光スポットにもなっている。 ところが、先月そこに行ってみたら、 ブロードウェイを挟んだ対面に m&…

具なしの美学

袋入りのインスタントラーメン、 及び、焼きそばが好きだ。 ツマに頼み込んで、 今でもときどき食べる。 コックは自分。 子供のころから数十年、 自分でつくっているから ゆであがりのポイントもばっちり。 余計な具も入れない。 ツマは目を丸くするけれど、…

カミのありか

旅先でトイレに入ると、 いろんなことが気になる。 最近、その興味が集中しているのは、 トイレットペーパー・ホルダーの位置。 通常は、 洋式トイレに座って、右もしくは左側の壁、 手前、膝上あたりの位置に備え付けてある。 これが8割の確率。 人間の利き…

アクシデント・ウィル・ハプン

突然、ネットが通じない環境に置かれてしまい、 昨日(15日)の更新は断念。 アクシデントは起こるもんだよと、 昔、エルヴィス・コステロは歌った。 本日、ようやく復帰出来ました。 「20世紀グレーテスト・ヒッツ」の表紙がほぼ上がり。 帯のコメントも到…

黒沢進さんのこと

アメリカの珍奇なウクレレ歌手タイニイ・ティムが亡くなったとき、 その死は「ひとつの巨大な図書館がなくなったのと同じだ」と 評された。 何故なら、 彼は19世紀後半から20世紀前半の レコード化されていないアメリカのポピュラー・ソングを ほとんどソラ…

ああ、朝●龍

ライターをやっていると、 それなりにいろんなひとに取材する機会がある。 その中で、 ぼくが逃した最大の獲物というか、 文字通りの“超大物”への取材依頼といえば、これしかない。 横●、朝青●関。 依頼は突然だった。 少しだけ仕事をしていた、とある情報誌…

20世紀グレーテスト・ヒッツ続報

松永良平のインタビュー単行本 「20世紀グレーテスト・ヒッツ」(音楽出版社)ですが、 発売日が5/31から6/2に変更になりました。 何件かお問い合わせをいただきました 表紙のイラストを誰にお願いしたかですが……、 まだ内緒にしときましょう。 来週にはタイ…

もしもメロンがリンゴなら

メロンが嫌いだ。 あんなに高価でおいしいものをどうして? 要するに、ぼくは“ウリ科”が苦手なのだ。 メロンはその究極。 ウリ界のゼットン。 ただ、メロンにせよ、スイカにせよ、 あのかたちは捨てがたい。 メロンの、あのナチュラルな唐草模様と、 アンテ…

「ぬぁ」遺伝

松永家(実家)には、 失望または反論の意(What?)を表明するときに 「ぬぁぁーんか?」 という奇声を発する伝統がある。 発音で言うと、 「ぬぁ」は起き抜けのごとし。 「ぁーん」はブルース・リーのごとし。 「か?」は体操跳馬の着地のごとし。 その傾向…

キーンの目、歌舞伎の目

ツマがアメリカのフリーマーケットで キーンの絵を買った。 ウォルター&マーガレット・キーン夫妻の画風は その大きくデフォルメされた目が最大の特徴で 数多くの亜流及びフォロワーの作品も含め 人気が高い(とくにロック・ファンに)。 ぼくもキーンの目…

寝顔盗撮魔

電車でもう一日引っ張ろう。 帰りの総武線で出くわした光景。 目の前に座る女性が疲れた様子ですやすや睡眠中。 その様子を真正面からデジカメに撮ってるやつがいる。 失礼な! 荒木経惟さんが一時期、電車に乗り合わせたひとたちの 顔写真撮影に凝っていた…

吊り革新事情

電車の話で続けてみる。 JR中央線に導入された新型車両。 車内の吊り革の取っ手が黒くて三角だ。 ブラック・トライアングルと呼ぼう。 ちなみに総武線の方はグレー。 三角のかたちも 中央線の二等辺三角形に対し、 正三角形に近い。 トライアングルという意…

蝉時雨のやむ頃

ずかずかと歩いて、座席に座る。 ゴールデンウィークの良いのは 電車が空いているところ。 しばらくすると、乗り換えのとき。 立ち上がってビックリ。 お尻の下にグミの空き袋! それもふたつも! しかも、前には女の子! おれの下にあったグミ袋をクワッと…

運動場と倉庫

B「すいません、ぼくのPCってメモリが 128MBしかないらしいんですよ」 A「だけど、BくんはPCでは原稿書くくらいでしょ? それくらいあればどってことないよ」 B「はあ、でもこないだi-Pod買ったんです。 30ギガのやつ」 A「ほお、ついに買った」 B「30…

575日記念

今日で当ブログも575日目。 それを記念して、 いいえ、 実を言うと、 ある作業にひとつの決着がつきましたので 思いあまって作ってしまいました。 CD-R。 今回のタイトルは「OFF BEAT」。 全26曲。 今回もご応募をいただきましたので、 シメキリとさせていた…

ウメゾロジー

最近、机の脇には必ず一冊の本。 それは『ウメゾロジー』金子デメリン(UMEZU.com.COMICS)。 熱狂的楳図かずおファンである作者(女性)が 思いあまって、楳図先生出演イベントや ゆかりの場所、 直接ゆかりはないのだが作品のタイトルやキャラと 同じ名前…