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なにかあり/とくになし

2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

平山さんからのお中元

行動も感情も多忙な一日。 珍しく、つかれた。 ふらふらで帰宅すると CD-Rのお中元。 宛名を見ると「平山佳子」とある。 はて? ああ、そうか! 「ヨロ昆撫まつり」(7月12日参照)で目撃し、 終演後に思わず声をかけた、あの不思議なバンドの主であった。 …

カール・ゴッチ最後の妄想スリー・カウント

苗場の夜も更け切って、 ROVOが爆音で山にこだまするころには 空も白んできた。 カクバリズム角張社長の運転車に同乗させてもらい、 5時過ぎに現地を出発。 道中、うとうとしながら 猛烈な雨を2度通過。 週末、東京近郊でも、 ときおりこういう雨に見舞われ…

グッドラックヘイワにハートが焦げた夜

苗場の朝。 前夜、しこたま飲んだビールも 予想外に抜けが良く、 9時過ぎには目が覚めた。 昼過ぎにツマが急遽FUJIに参戦することになったため、 到着前に足を伸ばしてオレンジコートへ。 面影ラッキーホールの熱演を見る。 このころは、まだ晴れていた。 ツ…

ジョナサンはジョナサン

東京駅から越後湯沢行きの MAXときに乗る。 そしてわたしは山の中。 FUJI ROCKの真っ最中にいる。 苗場食堂で、 後ろからジョナサン・リッチマンを見た。 今まで何回ジョナサンを見たか 数えたことはないけれど、 背中から見たのは初めてだった。 うしろ姿で…

レヴォリューションとは言い難きサマー

「ヴォイス・オブ・ヘドウィグ」の映画に出て来た いろんなパフォーマーやバンドの中で とりわけ深く印象に残ったのは テキサスのハイラマズ(?)か、 フレーミング・リップスみたいなイメージのある 大所帯グループ、 ポリフォニック・スプリーだった。 噂…

女中出現す

日中、ものすごい湿度になり、 まるでミストサウナの中を歩いているような感触。 こりゃざあざあ降りになるかと思われたが、 天気も妙にふんばった。 つくづく、夏がアジア化したことを実感させられる。 夜、電柱の影に女中シメキリ。 ついに来たか。 「おば…

渋谷、恵比寿、阿佐ヶ谷、高円寺

昨日も書いたが、 出かけようとしていたそのときジャストに、 サケロックDVD「ぐうぜんのきろく2」届く。 その足で、渋谷のアップリンク・ファクトリーまで 「ヴォイス・オブ・ヘドウィグ」試写を見に行く。 「ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ」の…

すべて&謎シリーズ

梅雨明けに似た晴れ。 天気予報では、 関東地方は未だ明けずということらしいが。 岩明均「ヒストリエ」4巻が出ていた。買う。 山本直樹「レッド」も1巻が出ているはずだが、 まだ見かけていない。 テーマがテーマだけに(70年代初頭の日本赤軍がモデル)、 …

長崎発東京行JAL1842便

東京に移動するため、 午前9時半には大村湾に浮かぶ長崎空港。 みやげは迷わず福砂屋のカステラ。 しかし、カステラと言えば、 木金堂のカステイラも捨てがたいぞと、 頭の中で誰かがささやく。 木金堂はこの世には実在しない。 かつて関西で制作放送されて…

脇役としてのユーミン

天草の旅館で目覚め。 近所のえび専門店で天丼を食す。 上天丼800円。 その後、ツマの実家に移動するため 熊本新港まで母親の運転で。 眠気まじりに聴いたユーミンのラジオで 「瞳を閉じて」が流れた。 熊本〜島原を高速フェリーで移動。 その後、ツマの実家…

勝手にブックマークしてやれ

父の古稀祝いで 朝から九州天草へ。 兄弟4人(全員男)を含む 一族郎党が揃い、 旅館に泊まる。 たったそれだけのことが 難しくなってきて、 ささやかなことによろこびがある。 今、この書き込みは 旅館の近所にある 長男の実家のPCより。 勝手にこのブログ…

うかつ回避

「CDジャーナル」8月号発売。 順に、 カヒミ・カリイのインタビュー、 「海や山の神様たち ーここでも今でもない話ー」レビュー、 DVD「今宵、フィッツジェラルド劇場で」レビュー、 隔月連載「暁の輸入盤ハンター」 を書いてます。 さる方から 「ものすごく…

ニャンコ空中三回転は間違いでした

昨日の「ニャンコ空中三回転」について、 あれは「キャット空中三回転」ではないかとの ご指摘をいただいた。 おはずかしや、 その通りでございました。 お詫びして、訂正いたします。 このネタ、 「いなかっぺ大将」に登場する 人語を話す猫で武道の達人、 …

真夜中の落下猫

よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」(新書館ウィング・コミックス) 全4巻がようやく手元に揃い、 一気読みし、 夜中にひとりでほろっと泣いてしまった。 その余韻に浸っていたら、 すぐ右上にあった仕事部屋の棚が落下した。 ドンガラガッシャンシャー…

ジョナサン3回

「ミュージックマガジン」8月号発売。 ふたり乗り、という京都の女性2人組のアルバムをレビューしました。 鈴木茂プロデュースということで、 興味深く拝聴。 彼女たち、 FUJI ROCKの3日目の夜中に出演するらしい。 ちょうど、その前後くらいに、 ジョナサン…

今日は大久保で降りずにはいられなかった

東京の地面がゆっくりと不穏に揺れた朝、 新宿に向かう総武線が東中野駅を過ぎたあたりで ムラムラときた。 ぼくは大久保で降りなければいけない。 駅から小滝橋通りを目指して歩くこと数分、 バーン・ホームズ・レコードが今日も営業している。 日本中でバ…

おじいさんとロック

ロックは大人やおじさんのものだという風潮が 近頃なきにしもあらず。 だが、世の中には もっと昔からそれを超えたものがあった! おじいさんとロック! そんな試みが40年近く前に アメリカなどで行われていたのだという。 父の父、すなわち、おじいさん世代…

常田富士男リスペクト

高円寺JIROKICHIで小野瀬雅生ショウ。 3人の縁深いゲストを迎えたせいもあって、 休憩を挟んで3時間半の長丁場。 去年はたくさん曲を作ったノッサン。 うどん粉で言えば、こねにこねた状態だったので、 今年はそれを伸ばしてコシを出すというところか。 あら…

レッド・カーペットと非ファンキー・ドラマー

夜の渋谷の明治通り。 にぎわうセンター街や道玄坂とは違い、 一抹のうら寂しさがただよう。 その通りに黒いリムジン。 後部座席のたもとには無造作に巻かれたレッド・カーペット。 脇にはスーツを着込んだドアマン。 どうやら、ひとかどの人物が これから降…

誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいヨロ昆撫のすべて

……について教えましょう。 ここまでが今日の正式なタイトル。 ご存じウッディ・アレンのけったいなケッサクから ボディを拝借しました。 吉祥寺スターパインズカフェで 謎のユニット、ヨロ昆撫を讃えるために にぎにぎしく行われた「ヨロ昆撫まつり」に出か…

ワクワクについて

「レコードコレクターズ」8月号発売。 バンバンバザールの新作をレビューしています。 入手が懸案になっていた よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」1巻は 結局セブン・アンド・ワイの店頭引き換えシステム、 すなわちセブンイレブンの通販ショップで捕獲…

ハイラマズ弁当

蓮実重臣さんから 8月に出るペンギン・カフェ・オーケストラの トリビュート・アルバムを送っていただく。 一曲目がいきなり蓮実さん。 もう、どうしようもないほど ハスミシゲオミサウンドになっている。 ぼくはこの音が好きだ。 どうしようもないほどと言…

現代の童

ハイファイに行く途中の最寄りとなる書店、 渋谷文教堂は、 店内の品揃えの90%は一般書店的なのだが、 こと漫画に関しては目が利くというか、 目ざといと言わざるをえない。 某ア●ゾンで品切れ表示となっていた よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」を …

白くまについて

漫画の話が続く。 先日、ぼくに「サムライカアサン」を薦めてくれたのは女子。 しかし、愛読しているのは 「ビッグコミック・オリジナル」と「週刊モーニング」だ。 「今、気に入っているのはアンドーナツ」と彼女が言ったとき、 その「アンドーナツ」は食べ…

おそかりし七夕

よしながふみの「フラワー・オブ・ライフ」が 面白いですよ、と 推薦するひとあり。 現在4巻まで出ていると教わって調べてみたが、 なんと1巻と2巻は現在版元切れ。 というか、ほぼ絶版。 スローペースで発行されているとはいっても、 続き物のコミックスが…

猫の尿もれ

昨日、イベントの主役だった ショピンのことを書き忘れた。 このトリオ、 達者+美声+頑固者。 自分たちの音の作り方はわかってきたんで、 壊れ方を今学んでいるところ。 壊れることをおそれなくなったら、 きっともっと「その他」な 「ピアノ・ソノタ」が…

うぐいす

家の近くでうぐいすが鳴く。 こないだまでは朝方によく聞いたが、 今日は夕方、出かける途中にも。 はて? うぐいすとは季節を選ぶ鳥ではなかったっけ? 平安時代なら、ここで一首詠むところ。 あいにく大したことも思い浮かばない。 代わりに頭に浮かんだの…

鈴木先生最強論

武富健治「鈴木先生」3巻(双葉社アクション・コミックス)を買う。 知り合いから薦められた 「サムライカアサン」(集英社クイーンズ・コミックス)も 1巻と2巻を買う。 取材という名のインタビューをすることが多く、 終わった直後は落ち込むこともしばし…

ニューおみくじ

突然ですが、何の脈絡もなくおみくじの話を。 ここ2年、 正月のおみくじでは大吉を引いている。 今年の鬼子母神でもそうだった。 ところで、このおみくじの結果の順番だが、 大吉ときて中吉、小吉、これはわかる。 迷うのは吉と末吉の並び方で、 吉は末吉に…

コンビニのめばるちゃん

ツマは魚の豊かな地方に生まれたので 結構、食卓にのぼる魚のことに通じている。 ぼくはというと、 魚類については、はなはだこころもとない。 たとえば“めばる”とは どんな魚かと問われても、 魚のかたちをしているに違いないということぐらいで、 くわしい…