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なにかあり/とくになし

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

九州な疑問

福満しげゆき「うちの妻ってどうでしょう?」に 出て来る“妻”の出身は九州で、 ときどき彼女が口にする郷里の方言が まるで異国の言葉のように おもしろく 生々しく 描写されている。 登場人物が同じである 「僕の小規模な生活」(週刊モーニング連載)でも…

実録・時差ぼけの中

バサッ と音がして目が覚めた。 ついさっきまで読んでいた 福満しげゆき「うちの妻ってどうでしょう?」(双葉社)を 手元から落としたらしい。 場所は帰りの電車の中。 立ったまま寝てしまったのだった。 近くで話していた男子ふたり連れが けげんな目でこ…

帰りがけ

帰りがけ、 タワーレコードに ジョナサン・リッチマンの新作を買いに行く。 が、まだ入荷してなかった。 ということで ヤン富田「Variations・変奏集」(CD+DVD+本)を わけあって2セット購入。 6月1日に行われる インストア・ライヴのチケットも入手した…

Oさんのあれこれ

山上たつひこの 初期作品がこのところ単行本化されている。 そのうちの一冊「一軒家」(小学館クリエイティブ)を 貸本時代の単行本未収録作品集、 それもテーマがSFということで つい買ってしまった。 貸本漫画の末期(60年代末)が出自だとは 恥ずかしなが…

テグタンのたすけ

帰国から約2日間、 どういうわけか怒濤のごとく仕事が続き、 そのツケがもろにからだに襲いかかってきた。 ハイファイに出勤するも 疲労は隠しがたく、 いさぎよく、かつ、めめしくも 早退を選択。 帰宅後はものもいわず爆睡。 夜に一度目覚め、 体力補給の…

ストーニーのエンド

ドクター・バザーズ・オリジナル・サヴァンナ・バンド。 やけに長い名前の ディスコのような ジャズのような ヴォードヴィルのような 甘酸っぱい 摩天楼産架空ソウル・グループのことを 知ったのは20年ほど前。 当時働いていたディ●ク・ユ●オンの社員だった…

世界のナベアム

明治通沿いのパチンコ屋に 見慣れた顔の看板が。 黒い目隠しをほどこされていても すぐにわかる。 あなたは、あつむさん。 ちなみにそれは、 そのお店で開催される 激アツなイベントの告知で タイトルは 「世界のナベアム」。 “アツ”ではないのか。 3のつく…

日またぎ御免

本日の更新、 日付をまたいでしまいました。 ジョナサン・リッチマンの新譜、 発売が延びて(?) 4月28日発売だそうです。

デューイ・コックス鑑賞

どっかに行ってました。 そして今日、帰国でした。 機内映画は 「ウォーク・ハード:デューイ・コックス・ストーリー」! 中味はあまりないのに 含みだけはたっぷりあるという 想像以上に 愛おしい作品でした。 あとは明日か、もちょっとあとで。

きっと亀仙人のせいさ

オーノー。 「亀は千年、鶴は万年」と昨日書いたけど 正しくは「鶴は千年、亀は万年」でした。 亀の方が一枚うわてでした。 いや、九千年うわてでした。 間違えたのは きっと亀仙人のせいさ。 亀仙人≒亀千年……。 久しぶりに 「ナポレオン・ダイナマイト(バ…

亀18歳

知り合いに 亀を飼っているひとがいる。 その亀は 今年で18歳ぐらいになるという。 小さい亀だと あと20年も生きれば長寿なのだそうだ。 え? 亀は100歳まで生きるんじゃなかったっけ? 亀は千年、鶴は万年のたとえじゃないけれど、 つい最近、 いや今日まで…

子供のロック!

思いがけないときに ふと口ずさんでしまう歌というのが いくつかある。 そのひとつが 「ど根性ガエル」(オリジナル版)の エンディングテーマ。 ざまーかんかんかっぱのへー! って最後に叫ぶの。 歌っているのは 昭和40年代のアニメ史を すっとんきょうに…

誰かSACRAを知らないか

そんなに遠くない昔なのに すでに誰も知らない存在になっているアルバムというのは 少なくない。 90年代初めに ソニーから一枚きりのアルバムを出していた SACRAというグループもそのひとつ。 アルバム・タイトルは「ついのすみか」。 小西さんが渋谷系をテ…

エレクトーンの魔術師とディック・ハイマン

ディック・ハイマンという アメリカの東海岸で50年代から活動している 流麗でジェントルでユニークなピアニストがいる。 ぼくの知る限り、 日本人で彼の最高のファンのひとりが エレクトーン・ウィザードこと TUCKERだ。 あまりに好きすぎる気持ちを なんと…

アンコール再び

5月の連休に 恵比寿のカフェtenementにて DJパーティー「Encore!」を再び行います。 5月4日(日) 17:00〜26:00で、 DJ&ゲストは、 前回(2007年12月)と同じキャストで。 大型連休最後の4連休の 真ん中ということなので いい具合に ひきしめたり ゆるんだ…

さらば、シカムニー

平城京遷都1300年とかで 何かと話題を呼んでいた記念キャラに 名前がついた。 小坊主の頭から鹿の角が生えたの、 と言えばわかるだろうか? ネットで一般から愛称を公募していたやつだ。 実は、 ひそかに応募してました。 しかも、 ひそかに、 こりゃおれの…

うちのトイレにゃ本がない

知り合いの家のトイレに行くと 本が置いてあったりして 興味深く思うことがある。 深く突っ込みませんが 便●なのですか? 何を読んでいるのかということよりも まずそこに疑問が向かうのは 自分が幸福にも 詰まりの少ない人間だからか。 というか、 たぶん、…

拭くと新鮮

ハイファイの近所に駅ができる 東京副都心線だが、 その「副都心線」が正式名称になるのだとは つい最近まで知らなかった。 心の片隅で、 どんな名前をつけてやろうか 目論んでいたのだ。 渋谷から池袋を結んだあとは 北西に伸びてゆくから 「東西線」「南北…

犬、キリン

猫を飼っているので 日頃は動物と言えば猫のことしか書かない。 ところが 最近、気になる犬がいる。 その犬は 「ワホ、ワホ」と鳴く。 河合克敏「とめはね! 鈴里高校書道部」(ヤングサンデーコミックス)に 出て来るピースという犬のこと。 また漫画か、と…

史と児を見つめて

またやってしまった。 グッドラックヘイワの野村くんの 下の名前、 卓球の卓に、 歴史の史。 これを何故か 卓球の卓に、 児童の児にしてしまう。 歴史の史を 「じ」と読むくせが 自分の中にないからだ。 それにしても 児童の児を選んでしまうのは何故? 託児…

眼福か

今週末、 2つのイベントがあります。 4月12日(土) 「Audience!」@代官山eau cafe 19:00頃〜24:00頃 チャージ無料(カフェ営業につき要オーダー) 4月12日(土) 「ネオレコード供養会」@高円寺コネクシオン 22:00頃〜明け方 チャージ無料(バー営業につ…

やすしがロックするとき

やすしーず、というバンドのうわさを聞いた。 メンバー全員が 青スーツ、眼鏡、船員帽の パンク・バンドだそうだ。 メンバーは ギターやすし、 ベースやすし、 ドラムやすし。 曲は 「電撃やすし」に 「ヤスシーナイト」……。 ラモーンズの「電撃バップ」のメ…

ソウル・フラワー・トレイン乗り過ごし

昼間は取材。 高層ビルの上のカフェ。 窓を叩く雨風が強い。 無事に終わって移動中、 ロビン西「ソウル・フラワー・トレイン」(BEAM COMIX)を広げる。 90年代に発表された作品を中心にした短篇集。 勢いをあやまった人情話ばかり。 おもしろい。 この作家…

ホエー

食卓にチチヤス。 近頃、欠かせない一品。 チチヤスのマスコット、チー坊が 容器の脇で一口メモを教えてくれる。 ヨーグルトの上にうわずんでいる 透明の液体は栄養たっぷりで ホエーと呼ばれている。 ホエー(感心の声)。 夜になって雨がザーザー降り出し…

女子ゼロ楽坊、男子八楽坊

渋谷駅の階段をくだるとき 不意に目についた不法チラシ。 「女子ゼロ楽坊」 プッ。 ツボを突かれた。 インディー・パンクだか ゲリラ劇団だか知らないが、 頭から離れなくなっちゃったじゃないか。 夜、 サケロック+スチャダラパー@リキッドルームを見る。…

美女は野獣

ジョナサン・リッチマンの新作が出る。 アメリカ発売は4月8日。 まだ音は聴いていないし、 レーベルのオフィシャル・サイトにも トラック・リストすら出ていないが、 ジャケット画像は アマゾンやらで見ることができる。 乾いた感じで、 しんとした感じで、 …

エドガー・ジョーンズ

うまくはないんだよ。 でもにやにやしてしまう。 からだも無意識に反応してしまう。 好きなんだってことなんだろう。 やらされてるとか、 仕事で来てるって感じが まったくないってことなんだろう。 これとこれが好きなんだけど、 これとこれを一緒にしたよ…

ぞんざいな「わたし」を相手にする

桜も終わりそうなのに 一歩も外に出ず。 翻訳の仕事をする。 今日やっているのは 短めの解説文だが、 語り手がアメリカ随一の ひねくれたインテリ・ミュージシャンということで 気を使う。 そもそも、 あんたは 「おれ」なのか「ぼく」なのか「わたし」なの…

誰にでも「まんが道」はある

谷口ジローは 「シートン」が最高ですよ! と酔った宴席で誰かが叫ぶのを つい最近聞いた記憶がある。 そのあやふやな記憶を便りに 本屋をうろつき、 気がつくと「シートン」ではなくて 「冬の動物園」(ビッグコミックススペシャル)を買っていた。 タイト…

風はびゅうびゅう

四月一日と書いて 「わたぬき」と読む名字がある。 ふとんの綿を抜く日だよという 古いならわしからきた名字らしい。 昔、テレビの「特ダネ登場」で覚えた話。 しかし、本日は綿を抜くにはほど遠い。 風がびゅうびゅう吹いていた。 「風はびゅうびゅう」と言…