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なにかあり/とくになし

2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

白髪についての書き忘れ

昨日書いた白髪の話で 何か書き忘れているような気がして つらつらと帰り道に考えていた。 忘れていたのは これだった。 由利徹と植木等。 昭和の茶の間とスクリーンを代表する コメディアン同士がやり合った口論の話。 話の内容からして すでにおふたりとも…

白髪のアイドル

久しぶりに会ったひとに 「頭!」と言われることが多くなった。 何か落ちてくるのかと思って上を見上げるが 何もない。 相手が指しているのはぼくの頭のこと。 頭がどうなっているかというと 何となく白くなり始めてているのです。 自分の父親を思い起こせば…

名器入手

探していたものが ようやく手に入った。 日本コロムビア社製(正しくは傘下のDENON社)の ポータブル・レコード・プレーヤーの名品GP-3。 レコード買付の必需品であったこのプレーヤー、 数年前に生産中止となり、 新品では入手が不可能になっていた。 その…

隣の青すぎた芝生

隣の芝生は青く見える。 いや、ちょっとこれは青すぎるだろう。 と言っても 我が家の隣ではなくて 家からちょっと歩いたところにある 早稲田通り沿いの一軒家の隣。 全然自分ちの隣じゃないじゃん。 でもまあ、誰の家だろうが 隣は隣だ。 家の横にある雑草地…

うんこCD

お店にどこかの国からDJ(あるいはDJ志望者)が やってくる。 レコード屋だから そういうことは、ままある。 今日の訪問者は カリフォルニアから。 無精ひげのせいで年齢不詳だけど 意外と若そうな白人青年。 好きなのはヒップホップ、 それから60年代や70年…

「ベストセラーの戦後史」

こないだ新宿駅のホームで 前に並んでいたサラリーマンが ハードカバーの本を読んでいて、 ふと目に飛び込んできた文字が 「どくとるマンボウ」と読めた。 へえ! 今どき北杜夫「どくとるマンボウ航海記」を ハードカバーで読むなんてひとに出くわすことがあ…

夏の日、力也、武満

苗場から帰り着き、 死んだように眠る。 ハイファイにはお休みをいただいていたので 気兼ねなく寝る。 昼過ぎにようやく目が覚めた。 阿佐ヶ谷ラピュタで 「武満徹の映画音楽」という シリーズ企画をやっていたことを思い出し、 本日の最終上映にひとりで出…

苗場、降ったりやんだり降ったりやんだり降ったりやんだり

苗場は結構な雨だった。 ぱらぱらと、ざあざあの間で 強弱を短時間で変えながら終日降り続けた雨の表情が 変化した時間帯が3回あった。 天気の変化は フジロックにいた観客全員に公平だが 幸運にもその3回とも ぼくは良い場所に居合わせた。 最初はサケロッ…

街の皆既日食

出勤途中の通り道に またしてもブティック的な店がオープンするようで あわただしく外装の最終仕上げが行われていた。 不吉なことを言って申し訳ないが この場所の 新規開店を見るのは もう何度目だろうか。 今までの店はダメだったかもしれないが うちは違…

「レスラー」

ようやく映画「レスラー」を見に行った。 渋谷、日比谷と候補はあったが、 近場の新宿にした。 南口の有名デパート12Fにある映画館。 有名デパートの12Fという立地は 良さげに見えて 実は都会の見えない過疎地であったのか、 このシアター、来月で閉めてしま…

夏はどこへ行った

夏が暑くない。 涼しい東京になってしまって せっかくのBlue Aisa「スケッチ・オブ・ミャーク」も 威力半減ではないかと思う。 宮古島に古く伝わる 古謡や伝承曲を サンプリングではなく“溶け込ます”という手法で 現代に再生する試み。 南の島の生命力が で…

おそろしいCDを買いに

真夜中に届いたメールに 「久保田麻琴の「スケッチ・オブ・ミャーク」が おそろしい」 と書いてあった。 素晴らしい、ではなく おそろしい。 それは危険な推薦文ではないかと 居ても立ってもおられず渋谷タワーレコードに向かう。 しかし、 2F(日本フロア)…

レッツ・ゲット・シリー・アス

NHKの5分間番組「世界遺産」で 古い南米の遺跡を見ていて ツマがぽつりとつぶやいた。 「現代の文明で 何千年後に発掘されて誇れるものって あるのかな……」 鉄やコンクリートは 錆びたり朽ちたりしてしまうだろう。 木造建築が持ちがいいと言われているけど…

好物の遺伝子

好きな漢字二文字の熟語を 瞬間的に答えよ。 好物! それが、ぼくの答え(09年7月18日時点)。 というわけで好物の話。 夏になると 朝から冷そうめんというパターンを ぼくは好む。 子どものころは カレー、ミートソース、唐揚げが三種の神器で、 なんだ今も…

ドーン!

こないだの休日に ツマと新宿まで出かけた。 電車の中で「週刊文春」を読んでいたら 珍しくツマが 読み終えたらわたしにも読ませろと言う。 わけを訊くと こないだから始まった新連載の 池田暁子(きょうこ)さんの「人生モグラたたき!」が読みたいんですっ…

午後10時のハプニング

「お客様にお知らせいたします。 ただいま、代々木駅にて 線路内にお客様が立ち入っているという情報が入りましたので しばらくの間、運転を見合わせさせていただきます」 おいおーい……、 山手線に乗り込んだ満員の客から ため息が漏れる。 夜10時前の渋谷駅…

真夏の床屋にて

休日。 髪を切り、 靴を買った。 これにて ここしばらくの懸案2件、解決。 最近は 以前にも書いたように 阿佐ヶ谷駅近くの床屋さんで 散髪をしている。 猛暑の昼さがり、 店内に先着の客はなく ふたりの理髪師は ぼんやりとテレビを見ていた。 「相棒」の再…

時差ぼけの夜明け前

今回も意外とてこずった時差ぼけとの闘いが ようやく終盤戦を迎えた。 そのことをからだに報せるのは 睡眠時間だけではない。 むしろ睡眠に関して言えば 短かったり長かったりとかなり乱れはするものの、 肉体的に疲れれば、 寝れはする。 やっかいなのは、 …

君は浅川マキを聴いたか

重いものではないけれど、 齢40、持病はある。 月に2度ほど病院に通って 薬を処方してもらう。 その待合室で ふと手にした「週刊朝●」。 ぱらぱらとめくる。 ヒデキ(西城秀樹)の連載は ざっくりした文体が本人っぽくて好きだ。 たぶん、ゴーストじゃない(…

「じみへん」って今年で20年なんですね

ライヴの打ち上げで話していて、 「スピリッツ」で愛読しているのは 中崎タツヤの「じみへん」だというひとに会った。 あの枯淡漫画のファンだというひと、 その存在自体は珍しくない。 だが、 そのひとから聞いた事実は 結構衝撃的だった。 「最近、ようや…

使用済み切手の詰め合わせ

まず、 「松永 プロレス」 などの検索ワードで ここを訪れてくださった皆様、 関係なくてごめんなさい。 お探しの記事はこちらです。 みなさん、そちらへどうぞ。 ここのところ寝つきがわるいせいか 妙な夢を見る。 今朝がた見たのは 某ネットオークションの…

「明治・大正スクラッチノイズ」

よく覗いている知人のブログで ちらりと紹介されていた本が あまりにおもしろそうなので 速攻で買ってしまった。 柳澤慎一「明治・大正スクラッチノイズ」(ウェッジ文庫)が、それ。 俳優であり ジャズ・シンガーでもある 柳沢真一氏が 柳澤慎一の筆名(ご…

エレキングと三沢

アホほど寝たかと思うと まったく眠れない。 そんな日を交互に繰り返している。 時差ぼけを脱するまでは もう少しだけ時間が必要みたいだ。 「週刊モーニング」を購読しているが 隅から隅まで読んでいるわけではなく 何気なく読み飛ばしてしまっている作品も…

お見舞いの日

前の晩、 打ち合わせの名目で飲み過ぎたのと、 時差ぼけ疲労の相乗効果で 見事に夕暮れまで寝てしまった。 そんなはずじゃなかったのにと 後悔をしてみせながら、 じゃあ起きてたはずの時間で 何が出来たのさと自問してみれば まあそれほどのことでもないか…

飴リカの絶滅危惧種

アメリカの友人は 日本のチョコレートが好きで とりわけ「ガーナ」がお気に入り。 先日、 彼のもとを訪ねたので 「ガーナ」を手みやげにした。 赤いオリジナルと 黒いビター味。 アメリカにも うまいチョコレートなんて いくらでもあるだろうにと思うのだが …

世界は泣きを求めている

なんだろう? このところ 当ブログを新規で訪れてくださる方々が少なくないのだが、 いわゆる人気の検索ワードというのが 「泣く方法」。 今年の5月24日に そのものずばりのタイトルで 一文書いている。 そのタイトルを求めて 一日に数名以上の方々がやって…

テリQ来日

NRBQのリーダー、テリー・アダムスは 昨年から若いメンバーと一緒に 新バンド、テリー・アダムス・ロックンロール・カルテットを結成。 勝手に略すと、 テリQ。 地元である マサチューセッツ州やニューヨーク州で 折りをみてはライブを重ねていたが、 ついに…

ごろごろし甲斐

アメリカは独立記念日だが こちらは帰国翌日の深刻な時差ぼけにおそわれ 立ち上がるどころじゃない。 夜中に目が覚め、 逆に昼間は超眠い。 さいわい お店に休みをいただいたので これさいわいと横たわる。 しかし、 一回の眠りが浅いのも 時差ぼけの特徴で…

トランク臨終

買付行ってました。 あーあ。 またまた旅行トランクが ご臨終になってしまった。 調べてみたら このトランクを買ったのは07年の4月で 通算で6台目だった。 その日のブログを見てみたら ご丁寧にそれ以前の歴史まで書いている。 前回は “骨折”という感じの死…

目で見るデング熱

デング・フィーヴァーというバンドを知ったのは いつぞや安田謙一さんが紹介されていたことがきっかけだった。 日本語で言うと ずばり伝染病のデング熱。 カンボジア難民の女の子をシンガーに据え、 60年代に存在したカンボジアのロック歌謡を 現代のアメリ…