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なにかあり/とくになし

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ハロウィンの夜、先輩と永井宏さんの話を「けんか」でした

異国のレコード屋で 先輩と待ち合わせをした。 おなじ大学で 2学年上。 学生時代には 夜が明けるまで ああでもないこうでもないと話をした。 その後 おたがいに人生の変化で疎遠な時期もあったが 何年か前には 定期的に会って話をしようなんて計画が盛り上が…

ワンツースリー

告知です。 またすこし時間が空きましたが、 来る12/3(土) 恵比寿tenementにてDJをします。 恒例の「GARDEN」。 今回は年末ということと 長い海外滞在から帰ってきた友人や スペシャルなゲストのみなさんをDJに迎えての ちょいロング・ヴァージョン。 ゲス…

もうすこし「8 1/2」のことを

「8 1/2」を見ていて 昔見たのとちょっと違うなという感じたことをいくつか。 翻訳が変更になっている。 ぼくが大学生のときに見たのは 故・川喜多和子さんのフランス映画社配給時代に つけられた字幕(翻訳者は忘れました)。 そのときに何度も何度も見たの…

10月28日と43歳と「8 1/2」と

誕生日のメッセージを 思いがけないくらいたくさんのひとからいただいた。 43歳になりました。 こんな43歳で。 そんな一日のなかでも 一番びっくりしたメッセージは 目の前のちいさな画面のなかから届いた。 乗り込んだ飛行機は東へ。 風は強い追い風。 映画…

このふたり、仲がいいけど、つきあってません

シー&ヒムのクリスマス・アルバム 「ヴェリー・シー&ヒム・クリスマス」には興奮した。 全米ネットで主演ドラマも始まり ついに今年の大リーグの ワールド・シリーズでも国家を歌ってしまった ズーイー・デシャネルは まさに日本のファンにとっては 高嶺の…

父のちょっと奇妙でちょっとかわいい教育法について

いつも取材記事やレビューを書いている 「CDジャーナル」で 新連載をさせていただくことになった。 タイトルはまだ内緒だけど テーマは決まっている。 漫画と音楽。 漫画1冊とCD1枚にちなむコラム。 これまで2回ほど 本誌企画で書いてきた「ロックと漫画」コ…

「僕らの漫画」

iPhoneを新調して 最初にやったいくつかのことのひとつは iTunesで配信されていた漫画アプリ「僕らの漫画」を読むことだった。 とり・みきさんをはじめとした 漫画家たちが全員無償で新作を提供し、 一冊あたりの配信料600円から 必要経費を差し引いた全額を…

from iPhone 4S to Some Feeling

取材を終えて iPhoneを受け取りに向かった。 予約しておいて4Sが入荷しましたと 連絡を受けたのは昨日。 どういう理屈か知らないが 翌日以降 ある一時間を指定し(たとえば夕方5時から6時とか)、 その間に受け取るシステムなのだという。 よくわからないが …

ペンコ、テレビを見る

猫のペンコが テレビを見るようになった。 きっかけは 深夜にテレビをザッピングしていたときのこと。 TOKYO MXで 番組放映のない時間帯に 風景映像+文字ニュース+BGMという いわゆる“フィラー”を流していた。 その映像が 東京の街に生息する猫たちの足取…

みかんです

仕事机の上に いつもみかんが乗っている。 なにげなく乗っているので ついつい存在すら忘れてしまうが もう十何年も乗っている。 くさったり ひからびたりしないのは それが陶器で出来ているから。 今をさかのぼること十数年前、 新婚旅行で訪れた 愛媛県の…

1967年のあいつら

今日が最終上映だった 第7回ブラジル映画祭@ユーロスペースの目玉のひとつ 「MPB1967」を見に行った。 若いカエターノや 動くムタンチスが大きなスクリーンで見られて最高! ……というほどの情熱で駆けつけたわけではなく、 今書こうとしている原稿の件で 19…

1963年のあいつ

プロレス/格闘技方面で意欲的な仕事をされている 柳澤健さんの本の前で 立ち止まることが多い。 「1976年のアントニオ猪木」(読了) 「1993年の女子プロレス」(連載中愛読) 「1985年のクラッシュ・ギャルズ」(未読) この一連の著作は 単に労作というだ…

猫づく

「週刊文春」が 猫づいている。 と思うのは 和田誠さんの表紙が 2週連続で猫がらみだから。 先週のは 和田さんがシチリアで見かけた眠る猫。 今週は 夏目漱石の名作初版本の表紙を描いたものだが、 「吾輩は猫である」の表紙にも 当然ながら猫がいる。 それ…

「くつろぎのひと時をアニタと」

告知です。 来る12月4日(日) 武蔵小山のカフェ・アゲインにて ハイファイ・レコード・ストア店主 大江田信さんのトーク・イベントが行なわれます。 大江田さんが監修されたアニタ・カーのCDボックス 「relaxin' moments with Anita」発売記念イベント 「く…

ティーヌンとわたし

明日は健康診断ということで 夜9時以降は 飲み食い禁止。 “食い”はまだしも “飲み水”くらいはOKかと思っていたら 水もダメなんだそうだ。 そうとわかっていたら 今日 ティーヌンに行って タイカレーなんか食べなかったよ! 「ティーヌン」は 学生時代に大学…

ニカさんをカバンにつっこんで

二階堂和美「しゃべったり 書いたり」(編集室屋上)を カバンにつっこんで 渋谷へ向かう。 昨日、 wwwでのライヴのあとで この本にサインをもらっておけばよかった。 一度取材もしているし 何度もあいさつをしているのに ぼくにとって いまだにニカさんと話…

「にじみの旅」は、はじまったばかり

二階堂和美「にじみ」発売記念ツアー 「にじみの旅」@wwwに出かけた。 つい一昨日の 北海道小樽からはじまった 全国30ヶ所をめぐるツアー旅の3公演目。 「にじみ」バンドで見るニカさんは 去年の12月以来だったけど、 アルバム「にじみ」を完成させて あら…

「モテキ」のことを脱線しながら、もうすこし

「モテキ」話で脱線。 昨日のディテール話に関連して、 以前に あるアメリカ人の音楽関係者とした会話を思い出した。 そのひとは かつてレーベルの権利関係を超えた名コンピレーションを たくさん作っていた会社で働いていたスタッフだった。 「何故一枚のCD…

「花とみつばち」と「モテキ」

映画「モテキ」を見て 安野モヨコの「花とみつばち」を 何故か思い出していた。 安野モヨコの漫画が すべて好きなわけではないけど 「花とみつばち」が ちょっと忘れ去られた作品になってしまっているのが リアルタイムの読者だった身としては もったいなく…

いぶされて

青山景さんという漫画家が亡くなったというニュースを 今日12日に報道で知った。 自殺だった。 出かける途中に 電車のなかでそれを知り、 しばらくイヤな動悸がした。 ただの読者なのに。 「イブニング」で連載していた 「よいこの黙示録」は未完ということ…

TUCKERとトム先生

日本が世界に誇る エレクトーン・ウィザード、TUCKERが ひさびさにリリースするサード・アルバム 「TUCKER Plays 19 Post Cards」が 10月28日に発売される。 ぼくの誕生日に。 しかも 今回は名門CRUE-Lから。 デート・コース・ペンタゴン・ロイヤル・ガーデ…

泣いたあの娘

抜け出して 紛れ込んだ。 平賀さち枝の歌を はじめて生で聴いた。 真昼の 新宿タワーレコード7階の インストア・ライヴで。 物腰は ちいさな動物のようにおどおどと見えるし ギターだって すごくうまいわけじゃない。 でも 音を立てて 自分の力で歌いだせば …

サブウェイ・ジョー!

ジョー・バターン、 昨年につづく二度目の来日公演は やはり素晴らしいものだった! 去年は行くことができなくて くやしい思いをした。 気がついたら終わっていたんだっけ? 買付と重なっていてぼくが日本にいなかったんだっけ? 去年行った友人によると い…

「さつまや」にて

猪野秀史さんと飲んだ。 サシで飲んだ。 渋谷の「さつまや」で飲んだ。 平日はサラリーマンでいっぱいの ガード下の知られざる名店「さつまや」。 今日は連休初日ということで 背広の群れは見当たらない。 難なくふたりは座敷にあがれた。 まずはビールで。 …

本読んでるふりしてるだけよ 第二回

仙台を拠点にして発信しているウェブマガジン 「Cheer Up!」で 連載をしています。 「本読んでるふりしてるだけよ」という 書評のような ヌケサクな原稿です。 といっても まだ二回だけですが。 つづけて原稿を書かせてもらえる媒体のすくない身にとっては …

卒業と入学

ブログも6年つづくと それなりにお目にとまる機会もあるようで 「おめでとうございます」的なメッセージを いくつかいただきました。 こちらこそ ありがとうございました。 なんか それなりにおもしろいことができないかと 考えているのですが、 どうでしょ…

6years

あ! 実は 今日10月5日で このブログ「mrbq」は 満6年を迎えました。 明日から 7年目に入ります。 小学校が終り 中学に入学といったところでしょうか。 そろそろ第二次性徴でしょうか。 声変わりとか いろんなものが生えてきたりとか そんな変化もするのでし…

しなをつくる

「しなをつくる」という言葉がある。 「品をつくる」とも 「科をつくる」とも書くそうだが、 意味としてはどちらもおなじで 「(おもに女性が)なまめかしいしぐさをする」というものだ。 「なまめかしい」と書くと なんだかエロいテイストだが、 「科」の字…

無理のないダメ男のこと

オーウェン・ウィルソンと言えば 現代アメリカを代表するイケメン俳優とかいう紹介を 今でもときどき見かけるけど ウソつけ、おら。 彼の最近の ダメ男役者としての充実ぶりを見ていれば そんな間違いはしないはずだ。 ぼくにとっては ウェス・アンダーソン…

底からも日本を見てみよう

テレビ東京でやっていた 「空から日本を見てみよう」って けっこうな人気番組だったのだ。 確かに 木曜日に家にいることがあれば うちもときどき見ていたっけ。 空から俯瞰で見た ふわふわとした心地よさと 発見があったときに きゅーんと地上をズームアップ…