2013-01-01から1年間の記事一覧
厚海義朗インタビュー、第四回。気がついたら、とうに二万字を超えていた。 話してくれたことを淡々と構成していったら結果的にこの分量になってしまったのだが、逆に言うと、あまり省略するところがないくらい興味深い話が続いたということの証明でもある。…
厚海義朗インタビュー、第三回。 いよいよ東京に向かう厚海義朗。 今日はよけいな前置き抜きでスタート。 ==================== ──2008年にGUIROを辞めて、東京に意を決して出てくるまでは、すこし間があったみたいですね。 厚海 結構、…
厚海義朗インタビュー第2回。 ceroのサポート・ベーシストとしての、その目立ちすぎるプレイにだれもが注目していたようで、思いがけず多くのアクセスと反響をいただいた。高校を中退して、ストリート・バンドやハコバンでの経験を積んでいたという初期のバ…
人ごみのなかで、そのエキゾチックで彫りの深い顔を見かけて、ハッとしたのだ。 2011年、ある5月の夜。男の名は、確か、あつみよしろう。そのときは漢字でどう書くのかすぐに思い出せず、家に帰って、あるCDで確認した。そのCDは、GUIROのアルバム「album」…
みなさま。 発表があります。 雑誌「CDジャーナル」で 「CDじゃないジャーナル」というややこしいタイトルのインタビュー連載を ぼくはやっています。 タイトルはややこしいですが中味は簡単です。 要するに 「CDではないメディア」で作品をリリースする当事…
それはまったくの偶然の出会いだった。 2013年、春の“レコード・ストア・デイ”(4月20日)に出版され、レコード・マニアの間でひそかに話題を呼んでいた本『ENJOY THE EXPERIENCE : HOMEMADE RECORDS 1958-1992』(Siencure Books)の編著者、ヨハン・クーゲ…
伴瀬朝彦(ホライズン山下宅配便/片想い)の音楽人生とソロ活動を、本人インタビューで振り返る「伴瀬おんがくし」。今回が第三回で最終回。 でもって、24日がもう「伴瀬朝彦まつり」本番。 アナホールクラブバンドや、遠藤里美(片想い)、河合一尊との試…
伴瀬朝彦(ホライズン山下宅配便/片想い)の音楽人生とソロ活動を、本人インタビューで振り返る「伴瀬おんがくし」第二回。 タイトルに「音楽史」ではなく「おんがくし」とひらがなを使ったのは、もちろん10/24の「伴瀬朝彦まつり」に引っ掛けた部分もある…
来る10月24日、「伴瀬朝彦まつり」が、吉祥寺で行われる。 ● 伴瀬朝彦まつり 日時 2013年10月24日(木) 開場19時/開演19時半 場所 吉祥寺STAR PINE'S CAFE 料金 予約2600円/当日3000円(共にドリンク別) 出演 伴瀬朝彦 厚海義朗/issy/MC.sirafu/遠藤…
山手線鴬谷駅の 長いホームの東端にある階段をのぼって改札を出て左に曲がり 線路を超えてゆく橋をわたる。 橋のなかほどまできて左を向き 沈んだ西日が映す夕暮れが 線路の右側に林立するラブホテルのネオンサインの灯りと 絶妙なコントラストになっていた…
昨日だしたなぞなぞの正解です。 [問題】とある昭和の名女優とお茶したときの話。 会計はふたりでちょうど千円。 「ここは割り勘にしましょう」 「ええ、いいわよ」 ところが彼女は かたくなに490円しか払おうとしません。 さて、 千円の割り勘で490円しか払…
9/23に円盤で敢行されました「松永良平present」、 ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。 で、 ご来場のお礼にプレゼントを用意してました。 それが若干数あまりましたので この場を借りて…… なぞなぞ、しましょう。 [問題】 とある昭和の名…
先日公開したシャッグスのファースト・アルバム「フィロソフィー・オブ・ザ・ワールド」の日本盤のために書いたライナーノーツに続き、今回はセカンド「シャッグス・オウン・シング」のときのライナーを公開する。 シャッグスに関する研究や解説はすでに世界…
昨日目にしてびっくりしたニュース。 「シャッグスのドット・ウィギンがファースト・ソロ・アルバムを出します」 え! マジ? とドギマギして、ちょっと落ち着いて、ちょっと思い出す。 いや確か、今年の初めにドットはドット・ウィギン・バンド名義でニュー…
失敗しない生き方、全四回のインタビューは昨日で終わり。 予告したように第五回はボーナス・トラック。 夜の吉祥寺で収録したメンバー4人のインタビューはとてもおもしろいものだったけど、すこしだけ心残りがあった。 〈失敗〉の音楽の重要な一面である歌…
失敗しない生き方、インタビュー。 本編は今日で最後です。 夜の居酒屋でのロング・インタビュー。 酔いと疲れも作用して ぽろぽろぽろっと言葉がこぼれ出す時間帯になっていて。 ==================== ──自分たちとおなじ世代や周辺で…
第三回です。 目標を持つってそんなに大事ですか? 気があってないとバンドやっちゃダメですか? そんなことを逆に問われてるような気もした第三回。 ==================== ──4曲入りのデモCD-Rを『遊星都市』というタイトルにしたのは…
失敗しない生き方、のインタビュー。 昨日、前ふりが長かったので、今日はさっさと本題に。 第二回は、バンド名の由来、「月と南極」が生まれた経緯、 そして、“ベッドタウン・ポップ”についての話など。 ==================== ──「私の…
失敗しない生き方。まず、ぼくはそれをバンド名とは思わなかった。 最初はtwitterで流れてきた、mona records店長、行達也さんのツイート。リンクにあった「月と南極」という曲を聞いた。 失敗しない生き方「月と南極」 それは確かにすごい曲のような気がし…
★レコード・コレクターズ 2013年6月号 RCサクセション「悲しいことばっかり(オフィシャル・ブートレグ)」の紹介記事かきました。1P。 リイシュー・アルバム・ガイドでは マイケル・ハーレー、ブレット・レイモンドをかきました。 ★ミュージック・マガジン …
さーて、ここんとこの原稿仕事をまとめて紹介します。その1。 ★「GHOST WORLD」Vol.1 謎の編集女子2人組ゴースト・ワールド主宰のペーパーZINE「GHOST WORLD」に 創刊号から連載をはじめました。 「君のあにきはそう決めた」というタイトルです。 渋谷wombで…
告知です。 今週末(5/19)と来月頭(6/2)の2回にわたって 下記講座 「THE PUBLIC クリエイターズ・セッション」に出演します。 “講師”となってますが ぼくの役目は山岸聖太さん、 山岸さん、星野源さんとの映像チーム、山田一郎の一員である大原大次郎さん…
yojikとwandaのセカンド・アルバム『Hey! Sa!』発売記念インタビュー、第三回。祖師ケ谷大蔵のカフェ・ムリウイでのライヴ後の収録で、お忙しいなかに時間をとっていただいた。ここからはyojikに代わって、ふたりのサウンドの要であり、予測不能の名曲作家で…
2013年3月14日、祖師ケ谷大蔵のカフェ・ムリウイで行なわれたyojikとwandaのライヴも無事終了。ライヴ後の時間をお借りして、インタビューのつづきを収録することにした。 撤収などの合間を縫っての取材だったため、なりゆきでyojik、wandaと、それぞれ単独…
「yojikとwandaの新作を聞いてほしい」と、MC.sirafuはぼくに言った。 もう一年くらい前だったかと思う。sirafuらしい、ちょっとぶっきらぼうな物言いだったけれど「今度出るやつには、僕だけじゃなくてNRQの吉田(悠樹)くんや服部(将典)くん、イトケンさ…
連載「みゅーじっくまんがじん」今月は載ってます。 もう第14回なんですねー。 今月はレイモンド・スコットと杉浦茂が おない年だって話です。 ディスク・レビューは じゅんじゅん「せしぼんEP」を まさかのボリュームでドーンと! そしてフジワラサトシ「い…
ブラック・サバスのフォトジェニック(!)な面構えが表紙! ポール&リンダ・マッカートニーの『ラム』全曲再現ライヴ盤をリリースした ティム・クリステンセンの記事を2Pかきました。 たのしい『ラム』コンサートについての原稿でありつつ、 今、音楽の世…
ワーナーミュージック・ジャパンでスタートした 「新・名盤探検隊」シリーズ。 90年代に好評を博した名盤復刻企画を 2013年基準で精査し、 初復刻作品なども含めたラインナップで発売してゆくのだそうです。 税込1200円。 ライナーノーツはすべて新規かきお…
松田奈緒子「重版出来!」1巻を 都内を文字通りかけずりまわってようやく入手した。 「重版出来!」というタイトルだから 重版のかかった二刷を手にするのがただしいだなんて 知り合いにはうそぶいていたけど 無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理…
コラム・ページ「THE TALK OF THE TOWN」にて 望月ミネタロウ「ちいさこべえ」について かかせてもらいました。 レギュラー・コラム「one, two, three!」では 安田謙一「なんとかとなんとかがいたなんとかズ」 濱田多聞「地方都市の憂鬱」 ナマエミョウジ「…