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なにかあり/とくになし

KAKUBARHYTHM 10YEARS SPECIAL

先週の大阪・名古屋ときて
カクバリズムの10周年ライヴの東京公演が
新木場のSTUDIO COASTで。


2004年の秋だったか年末だったか
星野くんから
「今度、カクバリズムというレーベルからシングルを出すんです」と
きいたと記憶してる。


角張渉社長に会ったのは
年が明ける前だったか、それとも、もう明けていたっけか。


シングル「穴を掘る」を
ぼくが働いているハイファイ・レコード・ストア
仕入れるためのやりとりをしたはず。


あれから8年も経つのかというのが
正直な気持ち。


なつかしいなとか
あのときこうだったとかいう感慨よりも
たぶんまたこれからもっとおもしろくなるだろうと
今でも思えてるのが不思議な気持ち。


そして
今回スペシャル・ブックの編集にかかわることができて
素直に感謝したい気持ち。


今日
イベントの最後に
角張くんがセルフ訳詞(!)で歌ったのは
ファウンデーションズの曲
「ビルド・ミー・アップ・バターカップ」。


60年代イギリスのポップ・ソウル・グループの
ぐっとくるヒット曲だけど、
彼がイメージしていたのは
ファレリー兄弟が監督した映画「メリーに首ったけ」のエンディングで
キャストやスタッフが総出演して歌うシーンだったはず。


メリーに首ったけ」といえば
ジョナサン・リッチマンが重要な役どころで登場する。


ぼくたちリズム&ペンシルが
1999年につくった雑誌「リズム&ペンシル」の創刊号
ジョナサン・リッチマン特集の
仕上げ大詰めの時期に
あの映画は日本公開された。


あの記事を巻末に押し込んで
編集作業がようやく一段落したような感じがあった。


ぼくにとっても
あの曲は区切りの曲だったんだな。


もひとつおまけに言えば(もう何度も言ってますが)
10月28日は
ぼくの誕生日でもありまして。


縁は異なものですね。