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なにかあり/とくになし

「乱と灰色の世界」がおもしろくなってきた

入江亜季乱と灰色の世界」(BEAM COMIX)が
おもしろくなってきた。


1巻が
けっして気に入らなかったわけじゃない。
でも
まだ設定のおもしろさだけで
肝心の話があまり動いてなかった。


こないだ出た2巻は
お話が
登場人物の心境とともに
動きはじめた。


こうでなくちゃね。


せっかくの楽しいキャラ造形だし
作画力はもうとにかく最初から最高なのだ。


イマジネーション優先で話を進めているようなところがあって
話がうまくのみこめないところもある。
とっつきにくいと受け取られる部分もあるだろう。


でもさ
完璧さだけではおもしろくならないのが漫画だし
話の筋を理解したからそれでいいって言うんだったら
現実を相手にしてたらいい。


このペースで
話をどんどん転がしてほしい。


この本を買った日は
ちょうどライヴに出かける途中だったのだが
話の続きが待ちきれなくて
ライヴの幕間に
場内で明るいところを探して
立ったまましばし読みふけってしまった。


よりによって
それを離れたところから知り合いに見られていたようで
「漫画読んでたでしょ」と
後日指摘されてしまった。


読んでたよ。
没頭してましたよ。
中身もみなさんに
読んでお報せしたいくらい興奮してましたよ。


青木幸子茶柱倶楽部」も
気になっている一冊だけど
今週は原稿ばたばた週なので
乱と灰色の世界」くらいめくるめく話のほうが
頭が揺らされてちょうどいい。