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なにかあり/とくになし

2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ふたりで茶でも 安藤明子インタビュー その6

11月も もう終わり。 今日は前置きなしで 安藤明子インタビューにいきましょう。 話は佳境に入るのか それとも寄り道迷い道か。 第6回です。 =================================== 松永 バンさんの話に戻りますけど、ア…

ふたりで茶でも 安藤明子インタビュー その5

知らない漫画家の 一冊の漫画を読んで ひさびさにショックを受けた。 こんな衝撃は ゴトウユキコの「R-中学生」以来? でも、 画力というか 漫画家としての見え方は 彼女とは正反対で。 その漫画とは ロドみ「ロドみの耳はロバの耳」1巻(Next comics)! 漫…

ふたりで茶でも 安藤明子インタビュー その4

先日のNHK-FM 「小西康陽 これからの人生。」がオンエアされた週の金曜日、 ハイファイの入り口付近で大江田さんが 一枚のチラシを手にして しげしげと眺めていた。 訊くと 「いやあ、 こないだのラジオで初めて聴いたんだよ、この娘(こ)、 素晴らしいね」…

ふたりで茶でも 安藤明子インタビュー その3

風呂に浸かりながら 羽海野チカ「3月のライオン」5巻を 「あんた、ほんとにすげえよ」と思いながら読み終えて 気がついたらうとうととしていたみたいだ。 夢うつつのなかで 聞き覚えのある声がしてびくっとして 鼻の頭がお湯の上でとぷんと撥ねた。 星野鉄郎…

ふたりで茶でも 安藤明子インタビュー その2

安藤明子さんのインタビュー 第二回目です。 安藤明子さんのサイト 「ふえる・アンドウ アキコ」で 紹介していただきました。 光栄です。 それにしても安藤さん、 来月もすごい本数のライヴですね。 第一回は シンガー・ソングライター安藤明子の前史 といっ…

ふたりで茶でも 安藤明子インタビュー その1

ぼくの目の前に 安藤明子さんが座っている。 京都在住のシンガー・ソングライター安藤明子を いいなと思うところはいろいろある。 これから 彼女の話をいろいろ訊きたい。 どういうふうに構成するのがいいかと考えたが 1960年代半ばに テリー・サザーンがオ…

これからの人生。明日からの連載。

原稿の書き出しが思いつかないので これはきっと頭が物理的に重いせい(髪が伸びている)だと思い、 髪を切りに出かけた。 上もばっさり ヒゲもすっきりしてもらう。 それでも書き出しが思いつかないので 今度はツマと買物に。 帰り道をすこし遠回りしたら …

風呂場の電気はゆっくりとあくびするように明るくなったのだ

朝 ひと風呂浴びようと風呂場の電気を点けたら バチッと音がして まっくらになった。 お風呂場の電灯 ご臨終です。 しかたないので 暗闇のまま湯船に浸かり、 ツマに電灯が切れたことを告げた。 仕事を終えて帰宅すると 新しい電灯がもう取り付けられていた…

「乱と灰色の世界」がおもしろくなってきた

入江亜季「乱と灰色の世界」(BEAM COMIX)が おもしろくなってきた。 1巻が けっして気に入らなかったわけじゃない。 でも まだ設定のおもしろさだけで 肝心の話があまり動いてなかった。 こないだ出た2巻は お話が 登場人物の心境とともに 動きはじめた。 …

そう、わたしはこれがやりたかった

森の職人さんと こびとたちのようだったなあ。 幕が開いた瞬間に思った。 ヴァン・ダイク・パークス@デ・ラ・ファンタジア2010のこと。 正確に言うと ヴァン・ダイク・パークス&ザ・リーズンズのこと。 次は何をつくろうかなと 材料をばさあっとひろげるよ…

ぶらり

我が家は いわゆる難視聴地域にあたるということで 実はもう何ヶ月も前に地デジの工事は終了している。 ところが 建物の構造上やむをえないのか 地デジ回線の差し込み口が 現在テレビを置いている居間ではなく PCを置いている仕事部屋のほうに出来てしまった…

たいめいけんよもやま噺

京都100000tで買ったもう一冊の本は 茂出木心護「たいめいけんよもやま噺」(旺文社文庫)だったと書いた。 帰りの新幹線で読むつもりだったとも書いた。 しかし案の定 帰路は爆睡。 というわけで しばらくかばんのこやしになっていたのだが、 原稿にひと区…

あいびき、じんこ、キセル

京都のレコード&古本屋100000tで買った 勝田文「あいびき」(クイーンズコミックス)は 彼女の初期短篇集で 表題作は銭湯を舞台にした話だった。 設定はずいぶん違うが 銭湯漫画というと 否が応でも 小林じんこ「風呂上がりの夜空に」を思い出す。 勝田さん…

ボーナストラック・オブ・ア・デイト・ウィズ・バンヒロシ

「ア・デイト・ウィズ・バンヒロシ」の連載で いくつか書き漏らしがあったので ボーナストラック的に補遺しておきます。 安田謙一夫人いれめさんより特製CD-Rいただきました。 今ちょっとシメキリラッシュで聴けていないのですが おそろしく楽しみです。 あ…

ア・デイト・ウィズ・バンヒロシ その10

ランチタイムが終わった昼下がりのスマート珈琲には すこし並んだら入れた。 ぼくたちのような 中年男性のふたり連れは 周囲には見当たらない。 ふたりでプリンをふたつ注文する。 ついでにぼくは “お嬢”がせがんだというクリームソーダも頼む。 真っ青なソ…

ア・デイト・ウィズ・バンヒロシ その9

階段をのぼれば そこは「100000t(十万トン)」。 2階にある店内に足を踏み入れると なかは意外と広々としている。 流れていたのは XTC。 このアルバム、 出たときにすごくよく聴いた記憶があるけど なんだっけ? たぶん 「オレンジ&レモンズ」か 「ノンサ…

ア・デイト・ウィズ・バンヒロシ その8

タクシーの運ちゃんが バンちゃんの話にうっかり聞きいってしまったため “言い値”で支払いを終え、 JET SETのビルへ。 ご厚意で事務所の隅に荷物を置かせてもらい、 晴れてフリーハンドに。 そのまま旧知のK脇くんも含め みんなでランチに繰り出した。 「ど…

ア・デイト・ウィズ・バンヒロシ その7

「おとな一枚、800円ですね」 バンちゃんの誘いに乗って いい歳こいたおとな4人、 朝っぱらから東寺見学をすることになった。 ぼくは片手でレコードの詰まったトランクを引っ張ったまま。 たぶん 東寺の講堂を訪れた見学客のなかで、 今日のぼくほどレコード…

ア・デイト・ウィズ・バンヒロシ その6

「バンです〜」 携帯の向こうから声がする。 バンちゃんから電話がかかってくるときの 第一声がはいつも「バンです〜」。 その抑揚というか 甘さというか 隠し立てのなさというか 字では再現できないニュアンスが好きだ。 しかし 今朝の「バンです〜」は ち…

ア・デイト・ウィズ・バンヒロシ その5

六曜社で朝合流したY内さん、S上さんと いざ馳せ参じた東寺。 京都駅からほど近い 由緒と風格を誇る古刹で 五重塔が有名なのだが 修学旅行のルートからついついはずれてしまう。 旅程が奈良とセットになると 法隆寺の五重塔とかぶってしまうからだろう。 歴…

ア・デイト・ウィズ・バンヒロシ その4

日曜日(7日)の朝。 窓の外が白ちゃけてきたころに目が覚めた。 ここはどこだ。 自宅じゃない。 京都五条の 鴨川を東にわたってすこし歩いたところにある ふるい書生宿みたいなゲストハウスの一室。 無駄なものがなにもない部屋に 布団を敷いてぼくは寝てい…

ア・デイト・ウィズ・バンヒロシ その3

イベント「バンヒロシ大学」が終わった夜、 安田さんご夫妻は 電車の都合で11時過ぎには神戸に戻っていったけど、 女性シンガー・ソングライターの安藤明子さんが 最後まで残ってくれていた。 ハライソの2階で 安藤さんとばったり顔合わせして それからしば…

ア・デイト・ウィズ・バンヒロシ その2

「ぼえ〜」 「バンヒロシ大学」@京都ハライソに 不穏なうめき声が響きわたる。 バンちゃんのおもしろすぎる人生を振り返る第一部が 予想していた倍の時間を使ってしまったので、 急遽DJ大会の第二部ははしょられて 第三部の歌の時間という進行に。 バンちゃ…

ア・デイト・ウィズ・バンヒロシ その1

やっぱり京都話、 すこしつづけて書くことにします。 タイトルは 「ア・デイト・ウィズ・バンヒロシ」で。 昨日は“その0”だったカウントで。 ではあらためて 京都五条のハライソに舞台を戻します。 ===========================…

京都着午後5(ゴーゴーゴー)時

午後5(ゴーゴーゴー)時、 京都駅に着くと もう陽は暮れていた。 オレンジ色の京都タワーが ぽかりと浮かぶ。 駅ビルのたもとからタクシーに乗り 河原町五条の交差点へ。 寺町通りを入ったところに「ハライソ」はあった。 お店の方をのぞいて 「バンヒロシ…

のぞみは西へ

ただ今、新幹線のぞみで京都へ異動中。 つまり ブログの日付は5日だけど今は6日。 電車は新横浜を過ぎ 長いトンネルにはいってなかったある。 は? いや、これは 原稿料が口座にまだはいってなかったことを こないだツマに報せたメールが 勝手に出て来たいた…

来れ! バンヒロシ大学へ

2週間近く書き続けたライノ連載も終わり、 いよいよ京都行きが すぐそこまで近づいてまいりました。 「バンヒロシ大学」〜ビル・ヘイリーからバンヒロシまで〜 @京都五条ハライソ open 19:00 start 19:30 charge \2000(1ドリンク込み) 出演 バンヒロシ(…

感激! 偉大なるライノ! その13

ビッグ・ダディのボブとの対面もそこそこに(もったいない!)、 今しも外に出ようとしているゲイリーを追いかけた。 「あのー! あなた、ゲイリーさんですよね? ゲイリー・スチュワートですよね?」 「そうだけど」 ゲイリーは不意を突かれたようにぼくの…

感激! 偉大なるライノ! その12

カズー・オーケストラの イタチの最後っ屁にも似た 偉大なる再結成が終わった。 ライノ・レコードのオリジネイター、 リチャード・フースと ハロルド・ブロンソンにも 無事に会うことが出来た。 でも、 もうひとり忘れちゃいませんか? 数日前に見かけたまま…

感激! 偉大なるライノ! その11

カズー・オーケストラの歴史的なライヴ(5分間の)が終わり、 ほうぼうへのあいさつに忙しいリチャード・フースを ぼくのほうにうながしてくれたのはハロルドだった。 リチャード・フースと ハロルド・ロビンソン。 かつてはこの界隈で見慣れたツーショット…