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なにかあり/とくになし

2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

とめて、はねて、吸って、吐いて

9月最後の一日は 雨の休日だった。 コンビニに出かけ、 買物のついでに 河合克敏「とめはねっ! 鈴里高校書道部」7巻を買う。 このすぐれた書道漫画、 どういうわけか刊を追うごとに 発売の間隔がどんどん空いている。 週刊誌(「スピリッツ」)の隔週連載で…

クレアとダイアナとヴァン・ダイクと

仕事部屋のポスターが 新しいのに変わった。 クレア&ザ・リーズンズが 今年行ったヨーロッパ・ツアーのために制作した スクリーンプリントのポスター。 知り合いのアーティストが手掛けてくれたものだと クレアは言っていた。 絵の細部を見ていると 作者の…

悪気のないハメルーンの笛吹きみたいな

友部正人+東京ローカル・ホンクという ぐっとくる組み合わせのCDをいただいた。 タイトルは「クレーン」。 友部さんみたいに つよくするどい言葉や するっと内側にすべりこむおそろしいフレーズを たくさん持っているひとの音楽は 原稿を書いている間は聴け…

読んでますよ、アザゼルさん。

渋谷駅近くの早売りスタンドで 「イブニング」を購入。 DVD付コミック発売ということで 表紙&巻頭は「よんでますよ、アザゼルさん。」。 表紙はカラフルでそれなりにかわいいが 巻頭から掲載されたお話の方は 相変わらずひどい。 ひどいけどおもしろい。 「…

ルーツ以前のルーツ

“影響以前の影響”、 それはただの“影響”だろうと またまたお叱りをいただいた。 ならば ルーツ以前のルーツという言い方ではどうか。 要するに 自分が思ってもいなかったところで どこかで自分の人生の舵がきられている場面が あったのではないかと想像する…

影響以前の影響

ぼくのレコード黎明期の話 もうすこし思い出しながら続けてみたい。 以前に「ミュージックマガジン」に書いた話だが、 Tくんの家でぼくが「時には娼婦のように」を 繰り返しいろいろな回転で聴いていたころ、 我が家にはすでに やたらとでかい4チャンネルの…

16と33と45と78と

こないだ飲み会で 「はじめて買ったシングル盤は?」と問われて 「津軽海峡冬景色」と答えたのだが、 そのあとしばらくして 「津軽海峡冬景色」はすごく好きだったけど 自分のお金でシングルを買うほどではなかったと思い出した。 小学三年生だったぼくには …

ウタとコトバ

朝からひどい雨。 だから別のことを書く。 一週間くらい前か。 あるひととした会話。 話はあちこちに脱線しながら その停車駅のひとつがこんなテーマだった。 昔のポップス(洋楽)のヒット曲で どうしてこんなぱっとしないメロディで あんなに売れたのかと…

渋谷から池ノ上まで

お店が終わってから 今夜は行くところがある。 その前に書店に寄ると あるわあるわ 新刊コミックのラッシュ。 たぶんお酒を飲むから 大荷物になるのは避けたい。 だから 「これだけは今夜」と思った 渡辺ペコ「にこたま」2巻(モーニングKC)を手にとる。 井…

学割・イン・富山

“学割”という文字を ひさしぶりにまじまじと見た。 ぼくは勉強が好きすぎて 大学に7年間通ったので(事実は単なる留年×3)、 学割のありがたみは ひとよりちょっとだけ長めに知っている。 まあそれはいいとして、 “学割”という文字を見つけたのは 「JESSE HA…

悪魔、悪魔、悪魔、悪魔。

悪魔。 悪魔と聞いて 反射的に思い出すのは かつて「笑っていいとも」に出演した広田玲央名(現在は広田レオナ)が テレホンショッキングに出たときに 息子の名前を問われて 「マーク、悪魔の反対で“まあく”」と答え、 タモリ、客席、視聴者を一瞬ぎょっと固…

うぬぼれ何とかじゃないけれど

「うぬぼれ刑事」じゃないけれど(最終回、お見事!) またひとめ惚れをしてしまった。 内緒にしてたけど 今年に入って二度目だよ。 そんなお顔を見せられたら CDなんかじゃ全然我慢できない。 意地でもアナログLP探して買わなくちゃなんない。 なんだそれ、…

フロ・バイ・フロ

何日か前、 朝から書いていた原稿が終わりきらず ハイファイへの出勤が昼過ぎになってしまった。 お詫びの連絡をして 急ぎ足で駅へ向かう。 その途中で ちいさなひとだかりを見た。 正確に言えば それほどたかってもいない。 せいぜい3、4人か。 そこは銭湯…

ナシ・フロム・ナシ

どういうわけか 今年の我が家は いただきものの梨でいっぱい。 九州の梨(品名不詳)、 幸水、 そして今日は 二十世紀! ありがとうございます! 梨から梨へと食べ続けていると 頭のなかでは 自然とビリー・プレストンの名曲 「ナッシング・フロム・ナッシン…

ぼくの気になるふたりの女性

特にリンクは貼っていないけれど ときどきまとめ読みしている有名人ブログが ぼくにだってある。 それも女性の。 そしてふたりの。 ひとりは 椿鬼奴の「椿鬼奴の鬼奴に乾杯!」。 「あらびき団」に彼女が出始めたころに見つけて その極度にあっけらかーんと…

秋はいじわる

夕方から自由が丘で取材。 夜7時過ぎに終わり 外に出るともうまっくらだった。 あれっ? 9月も半ばなのだから とっくに日暮れているのは当然なのだが 夏の幕引きが急すぎたから 季節感が狂っているのだ。 それに 涼しくなるのはありがたいが、 ついこないだ…

秋のDJ2本

およめさん(ツマ) おかあさん(実母) お誕生日おめでとうございます。 今日は告知です。 来月の第一土曜日 10/2(土)は 毎月恒例のイベント「GARDEN」です。 「GARDEN」@恵比寿tenement 17:00-24:00 charge free DJ : 内田靖人/松永良平/星野直志/田…

秋の虫がふたたび

漫画涸れ。 いくつか気になっている作品はあるけれど 原稿のシメキリが急に重なったこともあって あんまり新しい漫画を 落ち着いて読んでもいられないという事情もある。 そのかわり電車移動中にぱらぱらと読んでいるのは 高平哲郎「今夜は最高な日々」(新…

すれすれ感

ハイファイ・レコード・ストアでは NRBQのドラマー、 トム・アルドリーノがセレクトしてくれたレコードを販売していて、 まとまった新着があるときには お買い上げのお客さまに トムが選曲した特製のCD-Rをオマケでつけるときがある。 それが今。 実はトムは…

熟れすぎた夏の終わりに

谷啓さんが亡くなった。 NHK教育で ひそかに異彩を放っていた小番組「美の壺」の ホストを草刈正雄さんに譲ってひさしいし、 うわさだけとは言え 体調が思わしくないということも聞いていたから、 変な話 ファンとしての覚悟は出来ていた。 訃報に接してのコ…

今年の9月11日は

9月11日は世界的に見れば 2001年に大きな事件が起こった日だが、 今年は彼女に捧げさせてほしい。 親愛なる従姉の 七回忌が田舎ではしみじみと行われる。 彼女が愛した漫画家 冬目景の「イエスタデイをうたって」は まだまだ続いてますよと ぼくが報告する係…

素晴らしき哉、誤答

すっかり涼しい一夜も明け、 では昨日のなぞなぞの正解を発表します。 問題は 数ある職業のなかで どっきり驚いてばかりの仕事は なんでしょう? でした。 そして正解は 「漁業(または漁師)」。 つまり「ギョギョッ!」。 あしからず! 今回は 正解率が5割…

1800日目は雨

映画に行く気満々だったのだが 台風の影響で 朝から大雨。 無理して休日をつらくしてもしかたないので 家で仕事をすることにした。 恵みの雨というには 少々お灸の効きすぎた降り方だったけど 暴れすぎた夏(ぼくは“灼”と名付けたが)をこらしめるには これ…

自転車に乗って

朝早くから 健康診断で 荻窪の大きな病院に。 ひさしぶりに自転車に乗った。 前輪の空気が抜けていたのを 今日使うだろうということで ツマが修理しておいてくれた。 早稲田通りを おやっと思うほど小さな通りから左折すると 信号に阻まれることなく すいす…

ツマいわく

ほどよくシメキリが片付きそうな気配で 今週の休み(ぼくの休日は平日)は 映画でも行こうかという話がツマから出た。 ぼくの場合 原稿を書き始めてみないとわからない部分もあるので 今のところ予定は未定だが、 見に行きたいと思って 行けないままになって…

霜月、京都へ

11月、 京都に行く。 古い言葉では“霜月”だが ただでさえ旧暦から一月ずれてるうえに この亜熱帯化気候では ひょっとしてまだ冬着すら早いかもしれない。 まあいい。 とにかく、霜月、京都へ。 具体的に言うと 11月6日の土曜日、 バンヒロシさんのイベントに…

かっこつけすぎています

毎月第一土曜日恒例のDJ 「GARDEN」@恵比寿tenement、 今回も楽しく終了しました。 ゲストDJをお願いした水上徹さん、渡邉誠さん、 おそくまでありがとうございました。 ふたりのチョイスする 夏の終わりの音楽はやはり最高に危険でした。 いつも足を運んで…

きびだんごを食す

レコード屋の仕事が終わって 家に着いた時間(つまり夜10時ごろ)は 我が家の食事のはじまる時間でもある。 テレビを見ながら おいしくいただく。 今日は「うぬぼれ刑事」を見ながら。 今週、おもしろかった。 竹下景子最高。 ごちそうさま。 そして いつの…

コンビニのボンデージ

ハイファイのすぐ近くにあったam/pmが 改装するということで二週間ほど休みになった。 改装後は ファミリー・マートになって生まれ変わるのだという。 ああ、そう言えば 合併だか吸収だか そんな話があった。 明治通り沿いに ハイファイから2、3分歩けばある…

あとがきも読む

福満しげゆき「うちの妻ってどうでしょう?」(アクションコミックス)の3巻、 当然発売日に買った。 今回もおもしろいが いつもやられるのが 作者あとがき。 細かい字で ぐだぐだくどくどと書き連ねられているが おもしろいので必ず読む。 この3巻でも いき…