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なにかあり/とくになし

ウタとコトバ

朝からひどい雨。
だから別のことを書く。


一週間くらい前か。
あるひととした会話。


話はあちこちに脱線しながら
その停車駅のひとつがこんなテーマだった。


昔のポップス(洋楽)のヒット曲で
どうしてこんなぱっとしないメロディで
あんなに売れたのかと思うような曲は
実は本国では歌詞の素晴らしさで売れていたのではないか。


そのひとがそう言って例に挙げたのは
なるほどぼくもずっと好きになれずにいた曲だ。
しかし
歌詞を読むと素晴らしいのだという。


翌日
あらためて歌詞を見てみたら
短いのにびっくりするくらい内容のある歌詞だった。
シンプルで詩的で
一番から三番までの間に人生が語り尽くされていて。


昼間
その感動をメールでそのひとに伝えたら
思いがけず即座に返事が来た。


そして、
この曲もずっと好きになれなかったけど
歌詞を知ったら印象が変わったと
もう一曲歌詞が意味深い曲を教えてくれた。


残念ながら
そのあとぼくは取材に出かけなくてはいけなくて
やりとりを続けることが出来なかったのだが
さらに翌日になって
教えてもらった曲の歌詞を読んで
確かに何かが変わった。


その曲について
考えてもいなかった人間関係や
街の景色が浮かぶようになったと言えばいいのか。


その2曲が具体的に何なのか
ぼくの判断で
ここでばらしていいものかどうか
わからない。


どちらも
割と高名な60年代のヒット曲だが、
とりあえずはみなさんの想像にまかせたい。


つまり
あの洋楽の曲って
なんであんなに売れたんだと
つねづねあなたが疑問に思っているような曲を思い浮かべて
歌詞を調べてみたら
だれにでも意外な発見があるかもよ。


たとえば
「カリフォルニア・ドリーミン」とかさ。