とめて、はねて、吸って、吐いて

9月最後の一日は
雨の休日だった。

コンビニに出かけ、
買物のついでに
河合克敏「とめはねっ！　鈴里高校書道部」7巻を買う。

このすぐれた書道漫画、
どういうわけか刊を追うごとに
発売の間隔がどんどん空いている。

週刊誌（「スピリッツ」）の隔週連載で
最初のうちは半年足らずの間に
ポンポンと刊を重ねていたのだが
6巻から7巻までは長かったなー。

待たされたという感覚が
そう錯覚させるのかと思いきや
調べてみたら
6巻と7巻の間は9ヶ月だった。

その間に
「バクマン。」だったら4冊は出とるからのお。

しかし
ドラマ化されようが
ドラマが終わろうが
学生の書道が盛り上がろうが
話題の漫画が始まろうが
隣の連載があわただしくクライマックスに向かおうが
世の中が面倒くさい感じになろうが
淡々と、しかし着実に
ちまちまもせずに
話の歩を確実に進めることが出来るのが
この作者の最大の強み。

漫画のなかに
どっしりと生活のペースがあるから
結局単行本が出ようが出まいが
物語の時間軸が狂わないのだ。

とめて
はねて
吸って
吐いて
みたいな。

最後にあらためて告知を。
今週末です。

10/2（土）
「GARDEN」＠恵比寿tenement
17:00-24:00
charge free

DJ : 内田靖人／松永良平／星野直志／田辺明（敬称略）

どうぞよろしく。