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なにかあり/とくになし

松永良平41歳。ペン子1歳。

10月28日、
ぼくは41歳になった。


1968年10月28日、
それがぼくの誕生日。
母の記憶によると生まれた直後に街のどこかで
始業のサイレンが鳴ったという。


だから、朝の8時とか
8時半くらいであったのだと思う。


誕生日になったぼくに
一通のメールが届いた。


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お誕生日おめでとう。
これからはからだの事考えて生活しなくちゃ成人病がどんどん進みますよ。
気をつけなくてはいけない年齢になったと言う事です。
ブログによるとお正月帰省するような事書いてたみたいですがどうなってるの。
お知らせください。


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無断で公開したが
母からのメールだった。


「誕生させていただいてありがとうございます」と
返事した。


我が家で
誕生日を迎えた女の子が
もう一匹いる。


それは
今年の1月の終わりにやって来た
メスの子猫。


身体が複雑かつランダムな柴模様になった
いわゆるサビ猫
顔の中央で半分から黒と茶色に
きれいに色が変わっている。


長くしなやかな尻尾の先だけが
使う前の筆のように白いまま残っていた。


いただいた先が絵に関係のある職業の方だということと
ぼくも文筆のはしくれのような仕事をしていることを
無理矢理理由にして
ツマを押し切って命名をした。


命名 ペン子


生後3ヶ月か4ヶ月だという話だったので
じゃあ10月28日生まれということでいいじゃないかと
これも強引にツマを押切った。


松永良平41歳。
ペン子1歳。


これからの毎年を
一緒に進む。















しかし、
最初にふたつも強引にお願いをしたことが
彼女(ペン子)の本意ではなかったのか、
ぼくにはなかなか懐いてくれないのがかなしいところ。


ペン子はさそり座の女
難しい女だぜ。















それから
誕生日の夜が日付を超えて友人から届いた
別のプレゼント。


以前にもここで書いたが
沖縄に住む
青年になろうとしている少年ラキタが
新曲を発表している。


正確には
新曲になろうとしている発情のようなものを
ここで発表している。


今、
こんなに音楽で驚けるしあわせは
他にあるだろうか。