mrbq

なにかあり/とくになし

猫の手は借りない

猫の手も借りたい。忙しい。
しかも時差ぼけがあって眠い(実はこないだまで渡米していました)。


しかし、我が家の黒猫をじっと見る限り、こいつの手は借りない方がよさそうだと思う。


腹が減ると、のそっと起き出して、明け方からパソコンの前でキーボードを打っているぼくを見る。
「えさくれ」
かまわずに仕事を続けようものなら、机に飛び乗って、キーボードの上に乗る。
「ほれ、これでは仕事が出来んじゃろ」
籠城の構え。


しょうがなくえさを与える。
「余は満腹じゃ」
それでもまた、足元にやってくる。今度は何だ。


ひょいと飛び乗ると、今度はパソコン本体の上に鎮座。
「ここがぬくくて好きなんじゃ」


というわけで、猫の手は借りない。


猫を扱った漫画は結構あるが、こういう描写が一番イメージに近いのはサライネスの漫画「誰も寝てはならぬ」である。
ときどき出てくる猫の名前。
確か”利休之助”とか言ったかな。