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なにかあり/とくになし

黒いテレキャスを弾くディラン

昨日の新春MIX CD、ブログUP後10分足らずで申し出が。
早い、早過ぎる!
おめでとうございます。早速発送いたします。


ぼちぼちと始動ということで、年賀状を制作。
プリントアウトしているうちに妙な虫が疼き、
宛名書きはほっぱらかして、
ツマに告げ、ひとりで吉祥寺へ。


ボブ・ディランの60年代を検証した映画『ノー・ディレクション・ホーム』を見に行こう。


吉祥寺バウス・シアターで4時間近くの長丁場。
夜7時の回のみ、コンサート並の音響設備を整えているという定評の、
一番大きい会場、大きいスクリーン、大きい音で上映される。


これから見るひともいるだろうし、中身は書かない。
10分の休憩をはさみ、ビール二缶。


網膜に残ったのは、
のちにザ・バンドと呼ばれる連中を従え、黒いテレキャスターを弾くやせっぽちのディラン。
明らかに“MOD”な服装やルックスで、保守的な雑言や罵倒をディランに浴びせるイギリスの若者たち。


それから特筆したいのは、年齢を経てもかわいらしい、最初の恋人スーズ・ロトロである。
イチコロになるのがわかる。


映画『ドント・ルック・バック』のイメージが強いせいか、
モノクロな世界を予想していたのだが、
作品は意外なほどに天然色中心だった。
色が、不意に目に焼き付くのだ。


その“行きしな”に、阿佐ヶ谷「書楽」で山田芳裕へうげもの」第一巻を買う。
今年最初のお買い物。


山田さんは昨日の表千家ドキュメントは見ただろうか?
見ただろうな。
見ずにはおられないだろうな。


記し忘れていたが、番組内で紹介された茶室の名前は、“不審庵”という。
瞬時で、心にヒビをピキピキッと走らせる、凄い名前だ。