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なにかあり/とくになし

エヴリデイ・ウィル・ビー・ライク・ア・ホリデイ

2月である。
2月は祝日が多いな。


2月2日はグラウンドホッグの日。
聖燭節と呼ばれ、春の到来を示す日だそう。
グラウンドホッグとは、マーモット。ずばり“いたち野郎”のお仲間。


2月6日はワイタンギの日。
1840年ニュージーランドで、先住民族マオリ族とイギリスの間で、
マオリの権利を認めるワイタンギ条約が結ばれ、ニュージーランド建国の礎となった日。
はあ、そうですか。


2月12日はリンカーン大統領の誕生日。


2月14日はヴァレンタインの日。


2月20日は大統領記念日。


2月22日はワシントン大統領の誕生日。


……って、どれも祝日じゃないです。日本では。
というか、ヴァレンタイン・デーも祝日じゃないぞ、世界的に。


これは我が家のカレンダーの赤字部分の問題である。


今年の我が家は、CKBカレンダー(メイド・イン・メキシコのため、メキシコの祝日)と、
前にも書いた“はしゃぐ尼さん”カレンダー(メイド・イン・オーストラリア)を貼っているため、
日本の祝日がわからない。


祝日や日曜と関係の無い暮らしなので、とくに支障はないが、
ときどき調子が狂う。
思いがけない日に、周りが祝日だったりするからね。
あの間抜けなハッピー・マンデーとかのせいで。


そう言えば、
「少年サンデー」は、“サンデー”なのに、なぜ水曜日に出るんですか?
という読者からの質問を昔、誌上で読んだことがある。


その答えがふるっていた。


「少年サンデー」の発売日は、みんな日曜日みたいにうれしい気分になるから。


ああ、なんてバカっぽい多幸感なんだ。


スタックスの素敵なクリスマス・アルバム『ソウル・クリスマス』で流れる、
ウィリアム・ベルの名曲「エヴリデイ・ウィル・ビー・ライク・ア・ホリデイ」にも通じるような、通じないような。


もちろん、ウィリアム・ベルの曲は、バカっぽくない多幸感です、とも付けたしておこう。