「ジョゼと虎と魚たち」（映画ではなく小説の方）。
言葉が出ない。
田辺聖子は、たぶん読まずに生きられた方が幸せである。
知ってしまうと、あきれるほど感じいるより他に手だてなし。
「放送芸能祭」＠「NHKアーカイヴス」。
一週おあずけをくらったこともあり、
期待が大きすぎやしないかという危惧もあったが、
16分できゅっきゅっと引き締まったモニュメント。
好奇心をさらっと散髪してもらったような気分になる。
鳴いてばかりで、猫の寝付きが悪い。
もう去勢から何年も経つのに、
さかりの余韻が消えてくれない。
春の空気には正直だ。
暑さ寒さが乱れても、季節は獣の体にはちゃんと残る。
ああ、うるさい。
