アメリカン・スプレンダー
映画「アメリカン・スプレンダー」のTシャツを着ていると、
人から話しかけられることが多い。
公開時、映画館で残り一枚になっていたものを、
若い兄ちゃんと目線で争って、闘いを制したのだ(詳細略)。
ロバート・クラムとレコードのトレードを相談している主人公ハービー・ピーカーの姿を描いたクラムのイラストがデザインされているのだ。
アメリカのレコード屋では、
レジのおねえちゃんに正面切って、
「おまえの着てるこれをくれ!」と言われたこともある。
今日はアラン・トゥーサンの取材と、
ライヴ@原宿ブルー・ジェイ・ウェイにそれを着て行った。
トゥーサンに同行しているマネージャーめいた白人男が、
「おまえはアメリカン・スプレンダーか?」と訊いてきた。
「ぼくはジャパニーズ・スプレンダーかな」と答えた。
返事は「バカ言うな」
続けて彼は言う。
「おれの知り合いの子供があの映画に出てるんだ」
「へえ、どの子?」
「子供の頃のハービーだよ」
「アメリカン・スプレンダー」のTシャツを着ていると、
何が起こるかわからない。