機内300問クイズ時間切れ寸前のテーマって何だったっけ？

子供の頃に慣れ親しんだテレビ番組のテーマ曲が
今聴くとかなりハイセンスで、
うれしくて困っちゃうというパターンが結構ある。

「できるかな」間奏のサックス・ソロは相当にかっこいい。
「びっくり日本新記録」テーマは16ビートだ。
「お笑い漫画道場」のギターはファズが思いっきり効いてる。

「天才バカボン」のイントロも、ファズである。
「帰ってきたウルトラマン」で聴こえるベースラインは超ファンキー。

自分の音楽センスの何分の一かは、
そこがルーツになっていることは否定出来ない。

知り合いに「アメリカ横断ウルトラクイズ」のBGMを収集しているひとがいて、
そのディープな世界に驚いたことがある。

いわゆるオープニングテーマだけの話ではない。
「今週のルート解説」のテーマ、
機内300問クイズ時間切れ寸前のテーマ、
勝ち抜けを賭けた解答権をめぐるテーマ、
いやはやそのこだわりは半端ではない。

何故、そういう収集熱が刺激されるかというと、
当時の番組のBGMは番組オリジナルではなく、
すべて既存のレコードから美味しいところを編集して使っていたからである。

一度リストを見せてもらったことがあるが、
レアなフュージョンなど、探すと難しいタイプが少なくない。
そのときの音効（音声効果）さん、こんなにマニアックだったのかと驚嘆した。

まだ収集を続けているはずの彼のために、
ここではリストは明かさない。

いやしかし、その音源を探す旅、
結構、ウルトラクイズ本編を勝ち抜くより大変かもよ。