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なにかあり/とくになし

いよっ六台目

去年、ロンドンで買った真っ赤なトランク(06年10月19日参照)が
旅先で壊れた。
外周を覆っていた硬化プラスチックが割れ、
ふにゃふにゃになってしまった。


もともと格安だったとは言え、
あっけないもの。


現地の知人に相談したところ、
早速、近所の大型安売りショップに連れていってくれた。
そこで程よい大きさの赤いトランクをゲット。
新たな相棒となりました。


仕事柄、買付で年に数回は旅に出るので、
トランクも結構、酷使される。
買付に行き始めたのは2001年。
トランクは今回で六台目だ。


以下、相棒の遍歴を振り返る。


初代。
実家から送ってもらった古いトランク。
旅行の準備を始めようとしたら、
フタがビクとも開かず、いきなり使用中止。
初代は登板前に引退した。


二台目。
そのショックもさめやらぬうち、
自転車で阿佐ヶ谷駅前まで買いに行った。
なにしろ出発は翌日の朝だったから。
15000円ほどの銀色トランク。
今考えても、こいつは使い勝手がよろしく、
3年ほど使った。


三台目。
二台目引退後、同じ店で購入。
同じものを買おうと思ったが、すでに廃版とのことで、
似たような銀色を購入。
だが、こいつは収納に対する配慮が大ざっぱで
ツマからも不評を買う。
途中で取っ手も壊れた。
その割にはこれも3年近く使う。


四台目。
06年8月2日に買ったエディ・バウアーの赤いトランク。
こちらは引退したわけではなく、
サイズが小さいのでリリーフ・エースとして
今も活躍中。
ここから“赤の時代”始まる。


五台目。
先日お亡くなりになったロンドン産。
あらゆる面で安かった。
赤の色見も、無駄なデカさも、すべてが安い感じ。
でも、何となく憎めなかったのだ……。


そして、最新の六台目。
こいつも安かったけど、
しばらくお供をお願いしますよ。


菊五郎なら六代目(六台目)は名優と言うしね。