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なにかあり/とくになし

昼ビールと朝ビール

日中、荻窪に行く用事あり。
駅を北口に出ると、焼き鳥屋の「鳥もと」がある。


昼間から老いも若きも
串をつまみ
麦酒を喉ごす。


よだれと
喉の乾きという
矛盾した生体反応が同時に起こる。


いいなあ、昼ビールは。


学生時代はたまに酒場で徹夜することがあって、
はしごを続けるうちに
新宿あたりの二十四時間営業の居酒屋にたどりつく。


もう外ではスーツのサラリーマンが
てくてくと会社に向かっている時間帯である。
なのに、その居酒屋には客がいる。
そして、ビールを飲んでいる。
多くは老人たちだった。


朝からビールを飲む老人たちは
みそ汁とおしんこをつまみにビールを飲んでいた。


まだ今のところ
ぼくはその境地には達していないらしい。