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なにかあり/とくになし

うかつ回避

「CDジャーナル」8月号発売。
順に、
カヒミ・カリイのインタビュー、
「海や山の神様たち ーここでも今でもない話ー」レビュー、
DVD「今宵、フィッツジェラルド劇場で」レビュー、
隔月連載「暁の輸入盤ハンター」
を書いてます。


さる方から
「ものすごく面白かった」と薦められ、
そう言えば去年出たことを知っていたのに
未購入だったとうかつに思った
「200CDロックンロール」(学研)を今さら買う。


鮎川誠編・著のCDガイド。
メインの鮎川さんの語り下ろしを中心に、
小川真一、キング・ジョー、中山義雄、
本根誠、松本康(博多JUKE RECORDS!)、山名昇
性根も筆力もあるメンバーが助力。


今週末、父親の古稀で実家に帰るので
飛行機の中で読んで
アドレナリンを大いに排出したい。


“うかつ”を恥じた勢いで
前から気になっていた
ラズウェル細木の「酒のほそ道」(日本文芸社)を
帰り道に衝動買い。


しかし、風呂で読んでみたら、
これは書き下ろしのエッセイと一緒になった
特別仕様版であった。


ラズウェルさんはジャズ・ファンの漫画家としても知られていて、
評論家ではない強みで
本音をまじえた気のいいジャズ漫画を描いていたのが
結構好きだった。


酒のほそ道」は
要するに酒の作法と飲み歩き日記を合体させた
呑んべえ向け紀行漫画で、
すでに単行本は20巻以上出ている。


ぼく自身は呑み歩きはまるで好きじゃないが、
ひとが呑み歩いた記録を読むのは好きだ。
うまい文(この場合は漫画)なら酒より酔える。


この特別版、
仕事柄、本気で呑み歩きをしている
中野の弟にやるとしよう。