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なにかあり/とくになし

彼女たちの誕生日と命日

9月14日は
ツマの誕生日で
実家の母親の誕生日。


おめでとうございます。


母親からのリクエストがあり、
田辺聖子中島梓を一冊ずつ贈呈する。


母は65歳になった。


母の母、
つまりぼくの母方の祖母は
64歳で倒れ、
亡くなるまで言葉が不自由だった。


その年齢を超えたことを
母は感慨深げに
短い言葉で語った。


祖母は
ぼくが小学3年生のころに亡くなったのだが、
元気だったころの祖母を知らない。


たぶん、
母の記憶に残る母の母は
ぼくの知らない
かくしゃくとして
雄々しい姿をしているのだろうと
会話のはしばしから思いめぐらすことがある。


伝説というほどではないけれど、
それもひとつの
言い伝えだ。


そして
祖母の葬儀は
ぼくの記憶に残る
はじめてのおそうしき
でもあった。


9月14日は
母の姉の娘、
すなわち、従姉の命日でもあるということは
これまでにも何度か書いている。


この世をすべて
読み尽くそうとして
本に埋もれて過ごした彼女。


彼女のことを忘れないように
9月14日には本を買う。


岩本ナオ雨無村役場産業課兼観光係」(flowersフラワーコミックスα)1巻。


これはきっと
あのひとも好きだ。