タイへ行くつもりじゃなかった
タイへ行くつもりじゃなかった!
というのは
タイ出張が多い知り合いのKくんの嘆きじゃなくて
最近一番おどろいたCDのタイトルのこと。
タイはバンコクのインディー・ポップ・シーンで
精力的な活動をしているレーベルに
smallroomというのがあるらしいんだが、
そのレーベル所属のギターポップ・バンドによる
フリッパーズ・ギターのファースト・アルバムの
完全トリビュート・アルバムなのだった。
正式なタイトルは
「flipper's players」、
日本でつけた邦題が
「タイへ行くつもりじゃなかった」!
それって褒め言葉になっているのかな?
まあ、おもしろいからいいか!
中身は
真剣で甘酸っぱくて
タイ訛りがちょっとだけある英語詞が耳にやさしい。
ウィスット・ポンミットがジャケ力筆!
カジヒデキがライナー激筆!
どの曲をどうカヴァーしているかということより
憧れに手を伸ばすその素直な力がまぶしい。
最近の渋谷系回顧風モードの中で
現在の自分との距離を計りかねているような人にこそ薦めたい、
渋谷経由の音のタイ旅行、かな。