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なにかあり/とくになし

Alfred Beach Sandal覚え書き

Alfred Beach Sandal、アルバム「Dead Montano」発売記念ワンマン・ライヴ。
渋谷WWW。


その終盤に彼がしたMCが
あまりにも印象的だったので
覚え書きとして記す。
録ってたわけではないので不正確な引用であることを
あらかじめおことわり。


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小学生のときに団地に住んでたんですけど
「そろそろ友達を家に呼んで“誕生パーティー”をやってもいいころかな」と
思ったんです。


ところが母親が
「この子を呼ぶならあの子も呼ばなきゃいけないし」とかいろいろ言い出して
ぼくも頭が混乱してうわーっとなってしまって。


結局ぼくがくだした究極の結論は
おなじ団地に住んでいた
ぼくと誕生日がまったくおなじ日の子ひとりだけを呼んで
お誕生会をやるというものでした。


でもそれはもはやパーティーではなく
ただの“儀式”でした。
 

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途中に弾き語りをはさみながら
岩見継吾光永渉との3人だけで最後までやりきったライヴは
しなやかで
つつましくたくましく
すばらしいものだった。


鍵っ子の落書きから
遠くの砂漠や異国へ。


とりあえず
Alfred Beach Sandalという「どこでもドア」があれば
「ここではないどこかで自分を探したりする」なんて無意味なことは
もうする必要がない。


「とんちこんぴ」収録の
「クリスマスと算数」も聞きたかったところだけど
ほぼ完璧に満足した。


今日が2014年、最初に見たライヴ。