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なにかあり/とくになし

三人のT

朝方、一気にライナーノーツを一本書き上げる。締め切りから二日遅れで入稿。


夜になって、11月に発売されるタッカーの新作を聴く。ラストから二曲を大音量でリプレイ。
そのうちの一曲はジャッキー&セドリックスとの共演。「恋のハードル」という曲だ。これが無性によろしい。
ああ、久々にエノッキーに会いたい。
タッカーによると、エノッキーは最近、ピート・ドレイクの実演ビデオを入手したらしい。
ピート・ドレイクという人は、ヴォコーダー(ギターの音と喋り声が合体する不思議なエフェクト装置)の元祖みたいなことを60年代のナッシュヴィルでやっていた奇人スティール・ギター弾きだ。
どこで、そんな人の映像が手に入るのだろう?


タッカーを聴いてるうちに『噂の女』を読み終えた。終盤は駆け足な感じで、ちょっと物足りない。
そうこうしていると、ツマが帰宅。「ちょっとこれ聴こうよ」と、彼女がもらってきた、伝説のギタリスト寺内タケシのブートレッグ的コンピCD-Rに移行。これって、このまま発売されるのだろうか?
本当は、このあと、今日もらったばかりの、リミックス時代を代表する若い音楽家T君が配布用に自分で作った仮想ファースト・アルバムを聴きたかったのだが、伝説のギタリストの迫力に譲る。


気が付いたら、三人ともファーストネームのイニシャルがTだった。
これから出る作品、出るかでないのかわからない作品、出てほしいと願う作品の順だ。


早起きだったため疲れが出て、急に眠くなる。
眠りこける前に、伝説のギタリストがムシ声で歌う「怪物くんのテーマ」を聴いた。面白すぎる。何なんだそりゃ。