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なにかあり/とくになし

うっふんば

10月15日の夕方に、取材が一件確定。
そのため、恵比寿に着ける時間がちょっと遅れそうな予感。
早くて22:30頃かもしれない。大きく押すことはないと思うけど…。


秋晴れに誘われたわけではないが、ちょっと用事があり昼間は吉祥寺へ。
そのあと、ツマと阿佐ヶ谷で待ち合わせして、懸案の「大当たり百発百中」@阿佐ヶ谷ラピュタ
なんのことはない。レコード会社の文芸部は設定なだけで、競馬予想の天才の映画だった。
ほのぼのと荒唐無稽。深く考えたところが何もない。
ミュージカル映画になりそうで、ならない。
そこまで考えて仕上げる時間もないのだろう。1961年。毎週新作公開の時代だ。
だが、不思議と怒る気にはならない。66分。テンポ良く進む。
競馬予想の天才であると同時に作詞家でもあるという主人公、小沢昭一のオーラのみが何だか時代を超えて凄かった。


ちなみに、劇中、主人公がひらめいた、ヒット間違いなしの新語が「うっふんば」。
「うっふん」と主人公の好きな「馬」を合わせた言葉なんだって。はあ。
面白いのだが、すぐ忘れそうになるので、メモに「うっふんば」と書いて机の上に貼っておいた。


最近、70年代の矢野顕子にハマっているツマ。
この日も阿佐ヶ谷のレアにて「ト・キ・メ・キ」購入。
かつて売ってしまったレコードが、また我が家に戻ってきた。
ずっと気になっていた冨田勲作曲の「やめるわけにゃいかないわ」。
これって「新日本紀行」のメロディなのだ。
「ウオーサオー」「TWO ON THE STAGE」も、隠れた良い曲。
とくに後者のようなAOR風味は珍しい。ちょっとリンダ・ルイスみたいでもある。
タイトル曲は四つ打ちのハウス・ビート。
78年のニューヨーク録音だ。
ラリー・レヴァン矢野顕子が夜のニューヨークで、すれ違っていても不思議はない。


ついでなので告知しておくと、この次に出たライヴ盤「東京は夜の七時」の紙ジャケCDに、以前ライナーを書いている。