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なにかあり/とくになし

恋の乾草

CDジャーナルの別冊で発売された『ロック&ポップス名曲徹底ガイド 2:1965-69年編』発売。
原稿を確か20本ちょい書いているのだが、自分でもよく確認出来ない。無署名だから。
それでも、「96つぶの涙」「恋の乾草」とか、結構好きなものばかり選ばせてもらっている。
この時代のヒット曲を解説し、さらにオリジナルとカヴァー・ヴァージョン3曲(見開きだと11曲)を比較して紹介するという企画。
よっぽどご興味があればどうぞ。


CDジャーナル本誌11月号も発売。
再発ディスクのコーナーで、ハーパース・ビザールをまとめて紹介。今月はこれだけ。


「恋の乾草」で思い出した。
ファウンデーションズのヒットさせたこの曲の原題は「ビルド・ミー・アップ・バターカップ」。
マンフレッド・マンの二代目ヴォーカリストでソングライターのマイク・ダボが書いた曲だ。


この曲がラストに流れる映画が『メリーに首ったけ』。
ジョナサン・リッチマンベン・スティラーが一緒に出てくる。
この監督で知られるファレリー兄弟の新作は、去年のボストン・レッドソックスのワールド・シリーズ優勝をテーマにした『フィーヴァー・ピッチ』という。
主役はドリュー・バリモア。脚本は、いつもに比べりゃ、わりとマトモだが、基本にあるのは、相変わらずの純粋な変態愛。
今年のレッドソックスヤンキースとの首位争いに敗れてプレーオフにすら進出出来なかった。
ということで、この映画は日本では未公開に終わるだろう。
DVDくらいは出るのだろうか?


その映画のラストに流れるのが、ジョナサン・リッチマンの新曲「アズ・ウィ・ウォーク…(片仮名がまどろっこしいので英表記で)…As We Walk To Fenwey Park In Boston Town」である。
フェンウェイ・パークというのは、レッドソックスの本拠地だ。


劇中、ダンス・パーティーでみんなが踊る曲がハリケーン・スミスの「オウ・ベイブ」。
この兄弟、観ていたオレを知っててこんな選曲をするのかな?
…とか思いながら、彼らの映画を観てる人、結構いるはずだ。


ぼくは彼らの全面的なファンです。