mrbq

なにかあり/とくになし

革命の夏

気になっている映画がある。
まだ公開はされていない。アメリカでは来年公開らしいのだが。


レヴォリューション・サマー(Revolution Summer)』がタイトルだ。
アメリカの都市で生きる若者たちとアンダーグラウンド・カルチャーを描いた映画……と書けば、いかにもありきたり。
だが、映画のサウンドトラック全体をジョナサン・リッチマンが手がけている、と知ったらどうだろう?


あるルートで、映画の先行資料となるCD付きのパンフレットを入手した。
簡単な文章と、映画の断片を写真で散りばめている。
ザラついて、乾いていて、肝心なところが湿っている。
そんな感じ。


付属のCDにはジョナサンの音楽が入っている、と思いきや、さにあらず。
映画製作にあたって監督がインスパイアされたという楽曲が5曲収録されていた。


1. CAT POWER / Cross Bones Style
2. VELVET UNDERGROUND / There She Goes Again
3. STOOGES / No Fun
4. ROYAL TRUX / Turn Of The Century
5. CAT POWER / Maybe Not


へえ。
この選曲を聴いて、サントラを引き受ける気になったのだろうか?
とても気になる。
たぶん、「メリーに首ったけ」みたいな、朗らかなものにはならないだろうという意味でも、何だか期待してしまう。


モダン・ラヴァーズのファーストを「暗くて、挑発的で、のちのジョナサンとは別もの」と簡単に言う連中がいるが、ぼくは全然そうは思わないからだ。