ルケーチ
入稿入稿入稿入稿という感じで一週間、あれ、二週間?
もう少しで先が見えるか。
そんな感じの生活なので、歩いていると、目に入るものもおかしくなる。
イタリアン・パスタを食べさせる洒落た店の窓に描かれたお品書き。
ペンネアラビアータに、ゴルゴンゾーラがどうしたこうした……。
ん? 一番下に何故か“たらこめし”?
何だいきなりその和風ぶりは?
目を凝らしてみたら“たらこしめじ”でした。
夜、湯船でうっかり寝てしまう。
ゆだったまま布団に潜り込む。
ツマが“ジンタ”を聴いている。
数年前、日本にもついにザ・バンドが現れたと、瞬間的に小さな話題になったのに、あっさり解散してしまったグループの解散ライヴ盤。
その残党が今、ルケーチというバンドをやっている。
一回だけ、『はっぴいえんどかばあぼっくす』のために行われたライヴでぼくは生を見ている。
『LAST TIME AROUND』の再現で、西岡恭蔵の曲をやっていた。
今また、ルケーチはいいらしい。
なかなかメンバーが本気になってくれないところが、たまにきずらしいのだが。
もう一度、ライヴを見てみたい。