インドカレー屋のBGM
こんな告知を頂戴しました。
mona records/caraway records Presents
NRBQ紙ジャケCD再発記念イベント
『モナレコードの「モナ」はNRBQの「モナ」なんです。Night』
12/16(金)@下北沢モナレコード
チャージ¥2,000(2ドリンク付)
OPEN/START24:00〜(5:00終了予定)
LIVE:
加藤千晶
BEAT CARAVAN
さわだともこ(ぱぱぼっくす)
BEST MUSIC 他
DJ:
松永良平 他
当日は12/21発売予定のNRBQ紙ジャケCD4タイトルの先行発売をします。
(2枚同時購入でモナレコードオリジナル特典として缶バッジ進呈)
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「松永良平 他」…って。
実際は、いろんな方々がDJで出演されるそう。安堵。
その告知にもチラと書いてありますが、NRBQの紙ジャケ再発シリーズ(キャラウェイ・レコードによる日本独自企画)のライナー4本を書きました。
ラインナップは
『All Hopped Up』(1977)
『Kick Me Hard』(1979)
『Tiddly Winks』(1980)
『Tapdancin' Bats』(1983)
合間に『At Yankee Stadium』(1978)や『Grooves In Orbit』(1983)を挟む、彼らの黄金時代を代表するセレクション。
お楽しみに。
話は戻って、本日の午後。
青山のビクターで、さる高貴なミュージシャンの取材。
そのディレクターを担当されている方が、最近見かけて、あきれつつも気になっていたCD『インドカレー屋のBGM』の担当者だった。
このCD、なんと一万枚のヒットだそうだ。
この手の企画ものとしては大ヒット。
しかも、中身がどちらかと言えば、ハードなワールドミュージックだと考えると、このアイデアは満塁逆転ホームラン級である。
“似ても焼いても食えない”音を、中身には一切手を加えずに美味しくいただけるものにして、一万人に食べさせたんだから。
さらに、同氏が「実はこれもやってるんです……」と取りだしたのは、
千葉の誇る富豪自主ロッカー、JAGUARの最新シングル「ファイト! ファイト! ちば!」だった……。
そうだ、『インドカレー屋のBGM』で思い出した。
博多ラーメンのチェーン店「一蘭」に入ったときのこと。
店内のBGMに、琴でアレンジされた「LOVEマシーン」がかかっていた。
「一蘭」の中は、ご存じの方も多いだろうが、カウンター全席の両側に仕切りを付け、食事に集中させるという味気ないもの。
店員は一切顔を見せず、注文受け渡し時をのぞいて、手前にも簾がかかる。
その中を、女性店員が音楽に合わせてハミングしながら歩いていた。
琴の「LOVEマシーン」に合わせて何となく。
そう、それ!
思わず叫びたくなった。
最近で一番、気持ちの良い音楽でした。