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なにかあり/とくになし

モダーン百万パーセント

この1月23日に戦前の外国人コミック歌手バートン・クレーンの本邦初の作品集を発売する石川さんがご来店。


このCD「バートン・クレーン作品集」は作品そのものが本当に画期的なものであるだけでなく、
ナンセンスかつ機智に富んだ音楽の良さ、
CD化に関わられた人たちの愛情の深さが、
人間らしい手触りを通してきちんと感じられる、
本当にうれしい一枚だ。


外人新聞記者(特派員?)として昭和00年代の日本に滞在。
おかしな日本語で数々のナンセンス・ソングを残したバートン・クレーン


ぼくはLPボックス『昭和のジャズ・ソング』でその存在を知るのみだったが、
あらためて25曲入りのCDを聴かせてもらい、そのパワフルな咀嚼力、
いい加減かつ思いのこもった日本語の表現力に驚くばかり。
「モダーン百万パーセント」という曲名に、70年という時代を超えてノックアウトされた。
(追記:このタイトルは当時サトーハチローが作った流行語「モダーン百パーセント」にちなんでいるのだそう。)


なんでも、去年の暮れに、ラジオで立川談志師匠が日本のコミック・ソングの元祖として、
このバートン・クレーンを紹介していたという。


みなさま、チェックをお願いします。