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なにかあり/とくになし

カレー島奇譚

カレーが好きで、
家で一度カレーが登場すると、数日間は飽きもせず朝からカレーを食べて出かける。


実家の父親は、どういうわけか、カレーのルーを冷たいまま食べるのが好きなひとだ。
ひやごはんに、ひやカレーぶっかけ。
いろいろ言われようが、我が道を行っていた。


だが、実子(次男)のぼくとしては、ひやカレーは勘弁願いたい。
というわけで、電子レンジでチンである。


このとき、ジャーの中のご飯も冷たくなっている場合は、
一緒にラップしてレンジにかけるのが都合がよろしい。


だが、常々気になっていることがある。
熱線の透過の問題だと思うのだが、
通常通りの盛りつけ方だと、不自然に冷たいところが残ってしまう。


とくに、ご飯(厚め)とカレー(ジャガイモなど)が重なったところなどが、
非常によろしくない。


ほかほかのつもりで食べているのに、
「あ、イモ、冷たい!」
これはいかん。
おイモに裏切られると、カレーのすべてが否定された気分になる。


というわけで、先日から、新たな方法を考案して実行している。


お皿の真ん中にご飯を山岳状に盛る。
なるべく急な勾配の、鋭い峰が良い。
そして、その回りにカレーのルーを這わすのである。


カレーの海に囲まれた謎の白い島。
カレー島奇譚。
小説化予定、無し。