熊本淡景
新宿駅で編集者のKくんと待ち合わせ。
一路羽田から熊本へ。
市内を訪れたのは数年ぶりか。
「味噌天神」「通町筋」といった地名が、ぼんやりと脳内の記憶と結ばれてゆく。
取材までの時間、「ウッドペッカー」「OH!」を物色。
両方とも中学、高校と通っていた中古レコード屋である。
収穫あり。
自分が20数年前に通っていた場所に、今いることが出来るしあわせ。
しかし、新譜を扱っていた「マツモトレコード」は、この5月で閉店するのだという。
夜8時の待ち合わせで、取材は開始。
ぼくにロックを教えてくれた、ある人と再会する。
実際に話をするのは初めてなので初対面か。
自分が20数年前に興味を持っていた人が、今も興味深い人でいてくれるしあわせ。
インタビューは2時間半を軽く超えた。
したたかに酔う。
ホテルに着いたのは夜2時過ぎだった。