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なにかあり/とくになし

孤高の桜

桜が咲いたと思ったら、肌寒い日が続きますね。
と、「ラジオ深夜便」の出だしみたいなことを書いてみた。


自宅からハイファイに向かうまで、
桜のポイントはいくつかある。


早稲田通りからちょっと入ったところに、
敷地に何やら古い蔵が建っている家があるのだが、
そこの塀越しにはみ出している桜は風情あり。


中杉通りイチョウ並木で有名だが、
その中に2本だけ桜がまぎれこんでいる。
これもいい。


中野駅東中野駅の間にも、
線路の北側に桜と菜の花が共生してるポイントがあるという。
それは明日、見てみる。


しかし、一番好きなのは、
山手線が渋谷に着く寸前。
宮下公園が終わりきって、
階段を下りたところにある小さな公園にある一本の桜だ。


線路とビルに挟まれていて、
しかも表通りからは奥まっているので、
歩行者にはわかりにくい。
山手線から見えるのも、ほんの二、三秒。


公園を住まいにしているおっちゃんたちが、
昼間から呑んでいて、
不粋な一般花見客を寄せ付けない。
まさに孤高の桜である。