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なにかあり/とくになし

ジェフ・マルダー派ライオット

渋谷DUOで行われるジャグバンド祭り
(正しくは「フリッツ・リッチモンド・トリビュート」)に、
ジェフ・マルダー、ジム・クウェスキンらとともに出演するジョン・セバスチャンを見る前にと、続々とハイファイにお客さんが現れる。


面白かったのは、
「心配なことがあるんです。
ぼくは完全にジェフ・マルダー派なんですよ。
みんなセバスチャンに注目してるんですよねえ?
そのせいで、ジェフが隅にやられるなんて勘弁してほしいんです」
と本気で心配して訴えてきた男の子がひとりいたこと。


甲子園に行く巨人ファン並の心境で、彼は会場に向かった。


うん。根付いた。21世紀にもこういう音楽が。
そう何となく感じさせてくれたひとこと。


しかし、そんな渋谷を尻目に、女中シメキリの待つ我が家へ一目散。
せめてもの楽しみと思っていた「NHKアーカイヴス」での「放送芸能祭」は、
なな何とポルノグラフィティのライヴ中継のため来週に追いやられていた。
そんなバカな。


「フライングガール」笠部哲(IKKIコミックス)。
ずばりツボ! とは思わないが、
一話完結のSFものと思わせておいて、
大河ドラマ風にゆるく展開してゆきそうな感じは気になる。
ペンネームは“カサヴェテス”のモジリじゃないよねえ? まさかまさか。


移動中は田辺聖子「蝶花嬉遊図」。
釘付け。