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なにかあり/とくになし

ぼくって綿棒を耳に刺したまま寝ていたじゃないですか

明け方、
耳に綿棒を刺したまま寝ているのをツマが発見した。


朦朧として耳掃除をしようとしたまま、
眠りこけてしまったのだろうか。


もし一度でも寝返りを打っていたら、
鼓膜を傷つけ、血まみれになっていたかもしれない……、


ンなわけない。


しかし、耳から綿棒をおっ立てて熟睡していたのは実話らしい。
無意識のメッセージだろうか……。


詩は歴史に対して垂直に立つ
というのは稲垣足穂のお言葉。


綿棒は松永良平に対して垂直に立っていた。