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なにかあり/とくになし

お布団

いかんともしがたい用事があって、
小野瀬雅生ショウ@渋谷BOXXには行けず。
渋谷の方の空をあおぎ、
ウルトラ警備隊式に敬礼。


話は変わって、
こないだ恵比寿の「天一」に入った。
天一」とはラーメン店「天下一品」のことである、念のため。


京都に本店があり、
野菜をベースにしたという宣伝文句が
にわかには信じられないほどの特濃スープが売り。


お店に入ると、
外国人サラリーマンとおぼしき白人男性三人組が
カウンターの隣になった。


シチュエーションから察すると、
ひとりがすでに日本に滞在していて、
他の2人をびっくり和食で接待している感じ。


ひとりの青年がしきりに頭を抱えて笑いながら
メンを口に運んでいる。


ところで、こいつら何人だ?


すぐにわかった。
彼らはイギリス人。
理由は会話の中に、しきりに「お布団」が登場するから。


「お布団」を英語で書けば「often」。
意味は「しばしば」とか「頻繁に」とか。


日本の英語授業では「オーフン」と教わる(アメリカでもそう)が、
これが本家イギリスでは「オフトン」になる。


去年、ロンドンで得たささいな収穫のひとつ。


天一」での会話はこんな感じか?


「おまえ、こんなのいつも食べてるの?」
「お布団ね」
「こうやって、おれらみたいな東京出張者をおどかしてるんだろ?」
「お布団、お布団」。


「お布団」と聞いたらイギリスを思い出そう。