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なにかあり/とくになし

運動場と倉庫

B「すいません、ぼくのPCってメモリが
  128MBしかないらしいんですよ」


A「だけど、BくんはPCでは原稿書くくらいでしょ?
  それくらいあればどってことないよ」


B「はあ、でもこないだi-Pod買ったんです。
  30ギガのやつ」


A「ほお、ついに買った」


B「30ギガといったら、メガバイト(MB)の数千倍でしょ?
  これを使ってたらぼくのPC
  容量オーバーで爆発しちゃうんじゃないかと思って」


A「何をバカなこと言ってるの!
  メモリってのは“運動場”なんだよ。
  BくんのPCには、ちゃんとハードディスクっていう
  “倉庫”が何ギガ分かあるんだよ。
  だから全然大丈夫」


B「はあ、理屈はそうかもしれないですけど」


A「もっと言えば、運動場の“門”って言ったほうが正しいかな。
  倉庫に入るための門の役割なんだ。
  だから入ってしまえば大丈夫」


B「でも、そこに大巨人が現れたら
  門の中に入れないじゃないですか!」


A「バカ! そのときは、
  身体をちぎって、腕とか足とかから
  入れていけばいいの!」


B「おお、キモチワルイ……。
  大巨人、分解……」


この項、続くかも。