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なにかあり/とくになし

現代の童

ハイファイに行く途中の最寄りとなる書店、
渋谷文教堂は、
店内の品揃えの90%は一般書店的なのだが、
こと漫画に関しては目が利くというか、
目ざといと言わざるをえない。


某ア●ゾンで品切れ表示となっていた
よしながふみフラワー・オブ・ライフ」を
きちんと面出しで収蔵していた。
4巻で完結したそうだから、あるいは急遽再版されたのかもしれないが、
ひとの噂にのぼったときに
ちゃんと目につく場所に置くことは、
気をつけていないとできない。


ただし、1巻だけ売り切れ中。
まずはそいつを手に入れなくちゃならない。


漫画の話ばかり書いているので、違う話も。


夏は駅まで自転車通勤をすることが多く、
駅に隣接した駐輪場を利用する。


番号が付いた自転車留めに駐輪し、
帰るときに支払機にその番号を打ち込む。
すると駐輪料金が時間に応じて請求され、
支払うとロックが解除されるという仕組み。


最近、
どうも自分が朝に停めたはずの番号と、
夜に解除する番号が違う気がする。


右手の奥に停めたはずなのに、
左側の手前に移動していたりしたことが
数回ならずあるように思う。


「気がする」とか「思う」とか、
いまいち定かでないのは、
出がけはそれなりに急いでいるため
何番に停めたか確認が曖昧になっているからだ。


とにかく、
あの駐輪場にはひとり、
駐輪された自転車を移動させて愉しむ
自転車童(わらし)がいる。


渋谷文教堂にも、確実にひとり
気になる漫画を運び込む
漫画童(わらし)がいるはずだ。