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なにかあり/とくになし

まくらの話

まくらが好きで、
買付でモーテルに泊まると、
ひとの分までもらい、
まくらの壁をつくる。


頭の中にあるのは
昔「アルプスの少女ハイジ」で見た
わらのベッドと
ふかふかまくらのイメージ。


「まくらが変わると眠れない」なんて
旅先までマイまくらを持参するひともいると聞くが、
ぼくはいろんなまくらで寝るのが
よろこびでもある。


以下、こんなまくらで寝てみたいシリーズ開催。


肉まくら
スーパーで見かける牛肉のかたまりで。
脂身が多い霜降りだと、顔の熱で溶けてゆくのか。


米まくら
日本人の心、白いご飯を固めたおにぎりまくらで。
目覚めたとき、
ご飯とひっついた髪の毛が悲惨なことになる予感。
ヴァリエーションとして鏡もちまくら。


こんにゃくまくら
自然のテンピュール。違うか。


スケボー場まくら
半円上の傾斜になっており、無限に寝返り可能。


動く歩道まくら
上記に似ているが、こちらは自動で寝返り連続。


薪まくら
リアル臥薪嘗胆。修行の足りないひと向け。


針まくら
つぼ突きまくり。


味付きまくら
うつぶせに寝るひと向け。味はお好みで。


うなぎまくら
うなじのあたりをにょーろにょろ。


ポンプまくら
うつらうつらする首の運動で自転車の空気を入れる。


エアまくら
空気が入っているという意味ではない。
気合いでまくらをイメージし、頭を上げて寝る。


ふとんまくら
ふとんと一体型になったまくら。
これコロンブスの卵か?


かまくらまくら
雪で出来ております。


まっくら
まくらの中に頭を突っ込めるようになっていて
暗くなるので安眠できる。


この話、まくらばかりでオチが無い、なんつって。