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なにかあり/とくになし

道の彼、道の彼女

クイックジャパン」74号届く。
表紙はPerfume
ラジオについてのコラムを書きました。
編集長が交替してからは初めての仕事。


帰り道に
猛然と自転車を漕いでいたら
うしろから呼び止められた。


ギク。
こんな時間にこんな場所で誰?


それは黒船レディこと水林さんだった。


彼女とぼくは
近くて遠い、ぎりぎりご近所さんだが、
この道を使っているとは知らなんだ。


近々、彼女のやっている素敵なグループ
黒船レディと銀星楽団は
横浜で大所帯の特別ライヴを予定しているのだそうだ。


交差点でお別れしてから、ふと思う。
ぼくだけが知っている。
黒船レディと吾妻光良
同じ道を行き帰りして
見知らぬままですれ違っているんだな。


音楽雑誌の原稿には
まるで使えない知識をまたしても得てしまった。