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なにかあり/とくになし

なんでこんな本買ったのか

年明け初取材。
3時間に及ぶ。


いっぱいしゃべった後、
それも特殊な話題に限定しての場合、
自分でも予想できない行動に出ることがある。


帰り道の書店で
ぽいぽいと文庫をまとめ買い。
その中に「あら?」と思う本がある。


浜田逸平「日本地名さんぽ」(朝日文庫)。
日本の地名、市名などの語源を探り、
その地の風物などを一緒に紹介した本である。


なんでこんな本買ったのか。


それはそうと、
この本の著者、
結構乱暴というかいい加減なところがあり、
資料性や学究性を求める読者なら
怒り出しかねないところも見受けられる。


たとえば稚内をして
いきなり
「地図で見ると、日本のてっぺんだ」
ときた。


そりゃそうだよ。


熊本県の「植木」という地名をして
「昔、木を植えたか」はないだろう。


え? 著者が疑問形でいいのか?


だが、そのとぼけた物言いが
ぼくみたいな間違って本書を買った者には
ちょうどよい。


よい息抜き、気抜きになりました。