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なにかあり/とくになし

新潟市民プラザにて ’95夏

年末の大掃除の延長戦ということで
ツマが部屋の隅々まで
磨いたり
整理をしたりしていたら
ひょんなものが出て来た。


楳図かずお先生の
モノトーン絵はがきの束。


95年夏。
佐渡島旅行に出かけた帰りに、
新潟市民プラザで開催されていた
前人未到楳図かずお展」に
吸い寄せられるように立ち寄ったのだった。


昭和40年代半ばの
楳図先生の彩色原画の美しさは
卒倒するほどで
盗み帰りたい!
という衝動を抑えるために
絵はがきを何枚も買った。


カラーのものも買った記憶があるのだが、
今回発掘はモノクロのみ。


使用されている絵柄は
「おろち」
「蝶の墓」
「偶然を呼ぶ手紙」など。


これは絵はがきとしては使わない。


いつか吉祥寺の街かどこかで
楳図先生とばったり出くわしたときの
色紙代わりにカバンに潜ませておきたい。


ついでに
色あせた展覧会のチラシも発見。
「ウメカニズム」というタイトルだったのだ。