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なにかあり/とくになし

甥っ子が歩いた

秀樹の余韻にかまけている間に
松永四兄弟の末っ子に
事件が起きていた。


末っ子の息子、
すなわち甥っ子(赤ん坊)が、
ついにはいはいを脱し、
立ち上がって八歩ほど歩いたというのだ。


感動!
リンク「M家の四男坊」に
その模様はくわしく書かれている。


自分の幼いころの記憶を
徹底的にさかのぼってみると、
はたしてどのあたりまでたどり着けるだろうか?


はいはいしたとか、
立ち上がったとか、
そういう記憶はございません。


ぼくは保育園に入る前に入院をしていて、
ある年のクリスマスを病院で過ごした。


そのときにサンタさん(に扮した学生さんだったと思う)が
プラスチックのバットと
カルタのようなものをくれた記憶がある。


今、思い出せる限りでは
それが一番古い記憶。


サンタか。
そんなに珍しかったのか。
まあ、あとにも先にも
サンタ、まともに見てないし。


甥っ子の話に戻る。


立ち上がった赤ん坊の前で
大喜びしている両親を
彼は不思議なものを見るように知覚するだろう。


甥っ子の柔らかい脳髄に
その姿がくっきり焼き付いて、
何だかとてもうれしそうにしていたなと、
いつの日か遠い記憶に思い出すことを願って。


ひとまず、
おめでとうございます。