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なにかあり/とくになし

Chinese New Year@ロサンゼルスの中華街

リトルトーキョーの「文化堂」は
アメリカでただ一軒、
看板に「レコード」と片仮名を書いてある店。


その店で
在米30数年のおばさんと立ち話をしていたら、
今日はチャイナタウンは
新年のお祝いでにぎやかにしているから
是非行ってごらんなさいなとのオススメ。


本来は中国の元日は2月7日だが、
平日だった年は
きまって週末の土曜日に
大掛かりな催しやパレードをするのだという。


「ただし、人がすごく多いから
 中華街では食事はまともに出来ないかもよ」
文化堂のおばさんの忠告にしたがい、
腹ごなしはリトル・トーキョーで済ませていた。


注文したのはおばさんの好きな味噌ラーメン。
うーん、まずい。
おばさん、
郷愁の分だけ、味を大目に見てるんだな。


真っ昼間のブロードウェイを
シビック・センターを横に見ながら北に直進する。
ハイウェイを横切る橋をわたったあたりで
小高い丘の上に。


なるほどね。
おるわおるわ。
子供の楽団。
おとなの楽団。
東洋のこどもたち。
西洋のこどもたち。
龍の人形。
赤や金や紫色。
ミス・チャイナタウン。
爆竹の音。


チャイナタウンのお祭り広場では
陽気なアマチュアジャグラー(おじさん)が
球や帽子を傘の上で回したり
落っことしたりしながら
おだやかな拍手喝采を受けていた。


クレイジーケンバンド
「ロサンゼルスの中華街」を
脳内リピートしながら、
昼のひとときを
しばしタイムトリップするにまかせていた。