ロサンゼルス名作漂流
待ち合わせの指定は
バーバンクだった。
LAをさまようことは
地名にまつわる名曲や名作が
亡霊のように脳裏に浮かび上がる旅でもある。
通って行ったのは
「ヴェンチュラ・ハイウェイ」(アメリカ)。
そこから2時間ほど向かった先は
「サンタ・バーバラ」(ハイ・ラマズ、最高!)。
その途中に
「マルホランド・ドライヴはこちら」という標識を見た。
夜遅くなっての帰り道、
高速道路を降りた出口が
偶然にもキャピトル・レコード本社
すなわち
キャピトル・タワーを横目に通り過ぎる。
まっすぐ行くと「ヴァイン・ストリート」。
ヴァン・ダイク・パークスの「ソング・サイクル」、
いや、
「ニルソン・シングス・ニューマン」の
ヴァージョンで行こう。
「サンセット大通り」を曲がって停車。
1ブロックほど先にある
かつての名門コンサート・ホール「パラディアム」は
今は閉鎖されたままになっている。
(追記:現在は新装され、ふたたびにぎやかに営業が始まった)
そしてようやく
遅い遅い夕食にありついたのだった。