中野止まり
総武線の下り電車が
中野で止まる。
「中野止まり」というアナウンスを聞くと
自分が何かの大会で
一回戦止まりだったような
釈然としない敗戦感覚にまみれる。
それぐらい
悲しく、むなしい。
総武線についてご存じない方のために書くと、
総武線の下りの終点は三鷹駅。
新宿からは
大久保・東中野・中野・高円寺
阿佐ヶ谷・荻窪・西荻窪・吉祥寺・三鷹。
これがときどき
車両庫が東中野〜中野間にある関係で
中野止まりになるのだ。
オリンピック予選とかで
早々に敗退した選手に
「中野止まり」という慣用句を使ってはどうか?
●●選手、今回は中野止まりでしたー!
なお、総武線の横には
快速という武器を持つ中央線が走っている。
この中央線、
休日ダイヤというのが曲者で、
平日は中野から先は各駅停車なのに、
土日祝日は阿佐ヶ谷には止まらない。
「中野止まり」じゃないのはいいんだが、
「阿佐ヶ谷飛ばし」もまた困る。
これを大会に当てはめると、
二回戦を飛ばして、
いきなり準決勝に登場する選手のようなものか。
それって失格だってば。