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なにかあり/とくになし

エレクトーンの魔術師とディック・ハイマン

ディック・ハイマンという
アメリカの東海岸で50年代から活動している
流麗でジェントルでユニークなピアニストがいる。


ぼくの知る限り、
日本人で彼の最高のファンのひとりが
エレクトーン・ウィザードこと
TUCKERだ。


あまりに好きすぎる気持ちを
なんとか記録に残しておきたくて、
ぼくは彼のハイマンへの告白を
ライナーノーツにまとめた。


それがディック・ハイマンの
「ブラジリアン・インプレッションズ」というCDで
フィンガー・スナッピン・ミュージックというシリーズで
ぼくと大江田信さんのハイファイ・レコード・ストア監修。


発売からはそろそろ2年が経つのか。


しばらくTUCKERにも会ってなくて
ライヴもなかなか見ることが出来ずにいて
思い出したように
ざくざくと映像を拾って見ていた。


この天才と
ディック・ハイマンのつながりは
どう考えてもぼくには刺激的すぎた。


フィンガー・スナッピン・ミュージック、
ちょうど今、
新しいシリーズの準備が終わったところ。
次のも面白そうですよ。